自己肯定感
アメリカからこんにちは😃
前回
アメリカ人の自信と教育について書きました
今日は
『自己肯定感』について
近年
教育においてもっともよく語られる言葉の一つではないでしょうか?
アメリカ人は自信満々な人が多いですが
『自己肯定感』も高いそうです
『自己肯定感』
この言葉自体に明確な定義があるわけではなく
一般的には
『ありのままの自分を、肯定的に受け入れられる感覚』
まあ簡単にいうと
『自分のことを、丸ッと好きって思える力』
でしょうか?
⚠️私の解釈です
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最近
皆がやたらに
『自己肯定感』と唱えるのに
違和感を感じています
私も 自己肯定感が低いと良くないことに
異論はありません
が、その評価方法や
『自己肯定感』を高める教育に
疑問があります
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評価方法
自己肯定感を調べるには
Rosenberg 自尊感情尺度
(Rosenberg Self-Esteem Scale: RSES)
の日本語版
日本版RSES(RSES-J)
のような質問に答えるものが
汎用されているようです
私も質問に答えましたが
ここで疑問が!
例えば
I feel that I have a number of good qualities.
という問い
自分には、けっこう長所があると思う。(私訳)
私はagreeを選んじゃいます
なんとなく
strongly agree (強くそう思う)は選ばない
そんな日本人多くないです?
日本人は答える時も
ちょっと謙遜しちゃいそう
アメリカ人なら大抵strongly agreeを選ぶと思います
あくまで、想像
他には
4番目の質問
I am able to do things as well as most other
people.
自分は、大抵の人が出来る程度には、物事をこなせる。(私訳)
この項目、物事によります
私、家事や育児は、圧倒的に出来ません…
Strongly disagree ですよ
でも、もう苦手なの分かってるから、他人と比べたり絶対にしません!
自分の中での最低限をクリアできるように努力するのみです。
この質問
周りと比べていますよね?
これ、置かれる集団次第で、答え随分変わりますよ
我が子、日本では完全な落ちこぼれでした
でもアメリカでは
算数がよく出来る子です
結局
私のテストのスコア
ギリギリ正常範囲でした
「自己肯定感」が低いから
日本は自殺者が多いなど言われ
自己肯定感を高める教育が流行っています
しかし
日本の自殺率の高さは
自己肯定感云々より
日本社会自体の問題なのではないのか
と思っています
子供達
勉強する量も難易度も
欧米と比較すると大変
中学、高校、大学と
受験のストレスに耐えないといけない
世知辛い世の中
表面上は多様性を認め、個人を尊重するといいつつ
少しでも失敗しようものなら
匿名で徹底的に非難する
国が抱える山積みされた問題
先行き不透明な未来が
皆を不安にさせ
攻撃的にさせているんでしょう
環境が過酷なら
いくら「自己肯定感」が高くても
病んでしまうでしょう
幸せに生きるには
ただ闇雲にどんな自分も受け入れる
ということではなくて
自分の性格や能力をよく知り
その上で
直すべきところ 直したいところは
努力し改善する
改善出来ない欠点は
それとうまく付き合っていく
自分自身の取り扱い方を学ぶ
そういうことが大切だと感じています
そうして
自分を正しく知り
うまく付き合えれば
社会に出て多少辛いことがあっても
なんとかなるものです
教育とは
大人の保護がなくなった時
子供達が生きていける力
柳のような しなやかで折れない心を
育てることだと思います
そういう強さは
近年の教育では
育たない気がします…
そして親は
いかなる時も本人の意思を尊重し
例え失敗しても温かく見守り
本当にどうにもならない時は
全身全霊で守ってあげる
という心意気をみせないといけない!
と、自分に言い聞かせる毎日です…
