渡米準備 現地校 予防接種記録編

 

Immunization Recordとは

予防接種記録は現地校に転入するために、必須です。

日本でも母子手帳に予防接種の記録が記載されていますよね。

 

「うちの子はきちんと予防接種受けているから大丈夫。」と思われる方も多いと思います。

 

しかし、アメリカと日本では、そもそも定期予防接種の種類や回数が違うのです!

 

医学的には必要な予防接種が国によって異なるのは当然ですが、アメリカでは州や学区によって必要な予防接種が異なります。

 

日本と違い、定期予防接種を完了していないと、学校に入れてもらえないなんてこともびっくり

 

手間と時間がかかるので、早めの準備をおすすめします!!                   私は、唯一の得意分野にもかかわらず、面倒で後回しにしてしまい、結局渡米に間に合わずガーン

 

具体的にどうすればいいの?

 

  1. 母子手帳の記録を確認                                 予防接種の種類と回数を知る         
  2. 必要なワクチンを知る                                 引っ越し先の州や学区で必要とされているワクチンの種類や回数を確認          私は州や学区のサイトでで公式な情報を確認するのが大変でした。            直接確認をおすすめします。                                
  3. 直接確認する                                    学校やSchoolDistrictにはスクールナースが配置されており、必要な予防接種もしっかり把握しています。予防接種履歴の詳細を知らせれば、転入までに必要な予防接種も教えてくれます。
  4. 接種計画                                      計画を立てる or 小児科医や主治医に計画を立ててもらう                          私は自分で予防接種計画を立て、職場の小児科でワクチン接種をうけることにしました。           薄々気付いていたけど、渡米に間に合わないことが発覚あせる                         渡米時期が直前まではっきり決まらなかったので、先延ばしにしたのが敗因です。              
  5. 英語の記録(予防接種、罹患証明、血中抗体価)を作成してもらう                         主治医等に今まで受けた予防接種の記録すべてを英文で記載した記録を書いてもらいましょう。私の住む地域では決まった証明書のフォームがあるのですが、日本から作成していったものでOKでした。過去にかかったため予防接種を受けなかった場合も医師の罹患証明血中抗体価等の結果が必要です。

 

日本とアメリカの予防接種の違い

回数や定期接種のワクチンの種類が異なります。                     

 

CDC(米国疾病予防管理センター)のスケジュールを確認すると(18歳以下、2023年度)ほとんどは一般的なワクチン(日本でも定期接種している)なので、それほど困ることはないと思います。

 

ただ髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)に対するワクチンは日本では一般的でなく、取り扱っている施設が限られており費用もかさみます。

必要な年齢の場合は、実施可能な施設を確認してください。

日本での接種が困難な旨を学校に伝えれば、渡米後に接種することも可能かもしれません。

 

間に合わないときは?

渡米までに接種できるものはできるだけ受けましょう。

体調などが原因で思うようにワクチン接種が進まないこともあると思います。          間に合わないと分かった時点で、学校に連絡してみましょう。

 

我が家の場合は、計画を立てた時点でB型肝炎3回目が間に合わないと分かりましたガーン     2回目までを接種し、3回目は渡米後接種すると伝えOKでした。              (B肝はそんなに急ぐ必要はないが、麻疹や風疹でもOKなのかは不明)

 

 

トラベルクリニック

世の中には便利なものがあるのですね。

 

海外渡航前の予防接種や検診を専門とするクリニックでは、渡米前の予防接種や検診、各種証明書の発行が可能です。

 

英語の証明書などの作成も日常的にされており、渡米前のワクチン接種症例の経験がある医師がいれば安心ですね。

費用や距離の問題がなければ、一番楽な選択かもはてなマーク

 

 

その病気英語でなんていうの?予防接種編

予防接種をする病気は、馴染みがあるものから、何の病気に対するものかわからないものまで色々だと思います。

一般的にアメリカ、日本でで接種するワクチンとの病名を紹介しておきます。

 

Hepatitis B(HepB)

B型肝炎       

 

Rotavirus(RV)

ロタウイルス

 

Diphtheria, tetanus, & acellular pertussis(DPaT) 

ジフテリア 破傷風 百日咳(3種混合

 

Haemophilus influenzae type b (Hib) 

ヘモフィルスインフルエンザB型(ヒブ)

 

Pneumococcal conjugate(PCV13, PCV15) 

肺炎球菌

 

Inactivated poliovirus(IPV)  

不活化ポリオ

 

Measles, mumps, rubella(MMR) 

麻疹(はしか) おたふく 風疹(3日ばしか)

 

Varicella(VAR) 一般的にはChickenpox 

水痘(みずぼうそう)

 

Human papillomavirus(HPV)

ヒトパピローマウイルス(子宮頸がんや尖圭コンジローマの原因)

 

Meningococcal (MenACWY) 

髄膜炎菌(4価ACWY)

 

4種混合はDPY-IPVはジフテリア、破傷風、百日咳と不活化ポリオです。

 

 

日本では受けるが、アメリカでは定期接種でないもの

 

Tuberculosis (TB)  

結核 ワクチン名 BCG

 

Japanese Encephalitis 

日本脳炎