村上春樹の作品を久しぶりに読みました。
『羊をめぐる冒険』を読みました。
これは、 『風の歌を聴け』 ・『1973年のピンボール』に続く第三部、完結編として書かれています。
作風としては『風の歌を聴け』 ・『1973年のピンボール』が恋愛物。
この、『羊をめぐる冒険』はその後の『海辺のカフカ』を思わせるようなSFチックなミステリー?かな。
これは、最初は、「なんだ、ただの耳フェチ男のギャルげーか」と思いましたが、
後半になると、「おー、なんだこれ、おもしろい。」
このころの村上作品は、レトロな雰囲気(発売当初は都会的な文体が若者に支持されていたが)があり、俺は好きだ。羊をめぐる冒険は、その雰囲気を残しつつ、その後の『1Q84』や『海辺のカフカ』などのような、冒険・SF・ミステリー要素も取り込んだ作品。
村上春樹の作品の変曲点となる作品だとおもう。
現時点での俺の中での村上作品ランキング!
1.『ノルウェーの森』
2.『羊をめぐる冒険』
3.『1973年のピンボール』
4.『海辺のカフカ』
5.『風の歌を聴け』
6.『アフターダーク』
ビリ。『1Q84』