昨日の続きで、今日こそ、ばねのまとめをしたいと思います。


①直列つなぎのばね


例のように図が書けないので想像してください。

天井から20センチのばねを吊るします。その先に10グラムの重りを下げると2センチ伸びます。

では、同じ20センチのばねを2本直列につないでその先に10グラムの重りを下げると、ばねは2本合わせて何センチになるでしょうか?


→上のばねも下のばねもそれぞれ10グラムの力で引っ張られているので、それぞれ2センチずつ伸びるので、答えは2センチずつ伸びる。したがって、20+2+20+2=44センチ。


では、ばねの間に重りがある場合はどうか?←これが結構ややこしい


↑のように天井から20センチのばねを吊るし、その下に10グラムの重りを下げる。更にその下に20センチのばねを吊るし、10グラムの重りを下げると、それぞれのばねは、何センチ伸びて、2本合わせて何センチになるでしょうか。


→上のばねには、すぐ下の10グラムの重りと下のばねに吊るした10グラムの重り合わせて20グラムの重さがかかるので4センチ伸びる。

下のばねには、すぐ下の10グラムの重さがかかるので2センチ伸びる。

従って、上のばねは4センチ、下のばねは2センチ伸び、2本合わせて46センチ伸びる。


たとえば、空中ブランコのバーに人がつかまって、その足元を次の人がつかんでぶら下がり、そのまた足元を次の人がつかんでぶら下がり・・・を繰り返すと一番きついのは、最初にバーをつかんでぶら下がっている人ですよね。そう考えると、ばねの伸びのイメージがつかめるかな?


②並列つなぎのばね

 

直列つなぎのように、天井から20センチのばねを吊るします。その先に10グラムの重りを下げると2センチ伸びます。

そのばねを、2本並列につなぎ、10グラムの重りを吊るすと、ばねはそれぞれ何センチになるでしょうか?


→並列につなぐと重りの重さは分散され、1本のばねにかかる力が小さくなるので、ばねの伸びは1本の時の半分になるので、それぞれ1センチずつ伸びて、21センチずつになる。


③両側から引っ張る場合のばね


一方を壁に固定、反対側のみ100グラムの重りを下げた場合と、両方に100グラムの重りを下げた場合のばねの伸びは同じ。


④半分に切ったばね


半分に切ると、伸びも半分になる。


以上の基本を押さえておけば、滑車や輪軸、浮力とのややこし~~~~~い融合問題も粘り強く解くことができるようになると思います。娘はそこまで粘り強くなれなかったのですが・・・


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