前回、「次回は熱量計算について書きますよ~」と宣言したので、予告通り進めます。
化学分野と物理分野は計算問題が多くて、娘の通っていた塾では、6年生以降は殆ど計算問題を扱っていたように思います。この時点で「一般的に理系脳の男子」と「一般的に文系脳の女子」との差が開きつつありましたが、娘は男子についていこうと頑張っていました。
化学分野の計算問題は、前回の酸素や二酸化炭素などの気体の発生問題、金属と酸素が結びついてどうのこうのという燃焼問題、算数の食塩水問題のような妖怪・・・いや溶解度問題など。
それぞれグラフ読み取りなんかも出てきて、あ~算数だ~と算数苦手な娘には試練でした。
で、今回取り上げるのが、熱量計算。
1カロリーは、水1グラムの温度を1度高くするために必要な熱量のこと。
すなわち、熱量=水の量×温度変化
という公式が成り立ち、これをふまえて計算します。
この手の問題は、算数の一行問題のようにパターンを覚えるようにしました。
例題① 29度の水350グラムを77度にするためには何カロリーの熱量が必要か?
350×(77-29)=16800カロリー 答え16800カロリー
例題② 50度の水が120グラムあります。2400カロリーの熱を失うと水の温度は何度になるか?
まず最初のカロリー計算 50×120=6000
そこから2400カロリーを失うので、6000-2400=3600
それを水の量で割ると 3600÷120=30 答え 30度
別解は、失う熱2400カロリーを水の量120グラムで割る 2400÷120=20
20度下がるから 50-20=30 答え 30度
例題③ 60度のお湯250グラムに、12度の水150グラムを加え良くかき混ぜました。何度になるか?
60×250=15000
12×150=1800
(15000+1800)÷(250+150)=42 答え42度
など、これらの問題は、算数でやった面積図を使えば簡単に解けるようです。
水と水とか、水とお湯を混ぜるパターンならまだ簡単ですが、これが、水と氷を混ぜるとややこしくなっちゃうんです。
氷は、融解熱とか比熱とかがからんでくるので・・・
水の例題解説だけで疲れたし・・・氷問題の解説は長くなりそうなので続きは次回へ持ち越しさせてください。
現在1位!ありがとうございます。