化学分野で頻出だったのは、化学反応や中和反応を実験形式で問うもの。

いわゆる計算問題もありますので、算数が得意な子にとっては得点源となるかと思います。


算数が苦手な文系女子は、最低限、酸素、二酸化炭素、水素が発生する化学反応の実験パターンを覚えておくと良いと思います。


前にも書きましたが、


酸素が発生する化学反応は、

二酸化マンガン+過酸化水素水→酸素


二酸化炭素が発生する化学反応は、

石灰石+塩酸→二酸化炭素+塩化カルシウム


水素が発生する化学反応は、

亜鉛+水酸化ナトリウム水溶液(または塩酸)→水素

アルミニウム+水酸化ナトリウム水溶液(または塩酸)→水素

鉄+塩酸→水素


コレをしっかり覚えれば実験問題も解けるようになります。


あと、出やすいのが、中和反応。


酸性の水溶液とアルカリ性の水溶液が反応して水と塩ができることを中和反応というのを理解して、実験の過程で変化する液性や、出てくる気体、あとに残る固体は何か等を答えられるようにしましょう。


我が家では中和反応をわざと間違って解釈して、おやつ時間などに、「甘いものを食べたから今度は塩辛いものを食べて中和反応しよう」なんて言ってました。間違ってますが、その都度、「中和反応は違うよ!水と塩ができることだよ」と娘からおきまりの突っ込み入って、知識を定着させてました。あくまでも間違っているということを忘れないように。


そして、なんといっても女子校は実験器具の使い方。

上記の化学反応の問題内に数問、実験器具の使い方を絡めてきます。


たとえば、試験管の使い方とか、ろ過の仕方とか、メスシリンダーの読み方とか、こまごめピペットの使い方とか。

実験器具の図があって、どこが間違っているでしょうか?なんて間違い探し問題なんかも。

テキストをしっかり見て、隅々まで覚えましょう。


娘の受けた学校も、数校、実験器具問題が出ました。

これまた前にも書きましたが、本番入試でガスバーナーが出た学校は、入学後の中間試験もガスバーナーが出たそうです。

授業でもガスバーナー多用しているとか。どんだけガスバーナー好きな先生なんだか。


来年はどんな問題が出るのでしょうか?楽しみですねぇ~さすがにガスバーナーはないかと・・・


次回は、完全算数?の熱量計算について振り返りたいと思います。