以前、別のプライベートブログにも同じことを過去に書きましたがこちらにも記します。
タイトルの「国語入試問題必勝法」
国語入試問題必勝法 (講談社文庫)/講談社
¥484
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これは、清水義範の短編集のタイトルですが、この本の中にある「時代食堂の特別料理」が娘の受験生時代、塾の国語のテキストに載っていたので懐かしく思い出したことがありました。
ちなみに時代食堂の特別料理は、いかにも「世にも奇妙な物語」でありそうなノスタルジックなお話で、こんなんも試験問題にできるのね~と感心しましたわ。
思いおこすと受験生時代は、それはそれはたくさんの問題文に触れました。出典も様々で、外山滋比古さん等の正統派の著書や名作と言われる古典的な物語、新鋭の人気作家・重松清さん、軽めなエッセイストさんやお笑い芸人さんの著書まで幅広く網羅されてました。問題文を作るのも大変なんだろうな、時には、国語の問題としてどうなのよ、っていう無茶な問題もありましたが。


↓外山滋比古さんの著書は、読むだけで美しい日本語が学べます。文章構成もきちんとしていて、論理的文章の問題が作成しやすいので頻出なのは頷けます。
余談ですが、私が大学受験直前に外山さんの本を読んだおかげで、試験に出たお題の小論文が書けました。

この本、新しく発刊されるみたい。読んでみたいなぁ。新刊なのでまだどこも入試問題に出してないから、入試担当者が目を着けるかも?

国語は好きですか/大修館書店

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はい、好きです、国語。


↓東大・京大生に一番読まれた本。だそうです。私も買いましたが何故か読み始めると睡魔が・・・不眠時には持ってこいです(?)

思考の整理学 (ちくま文庫)/筑摩書房
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↓重松清さんは、塾のテキストや模試に頻出でした。
小学五年生 (文春文庫)/文藝春秋
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何故か男の子の目線で書かれた文章を出題するのが好きな神奈川女子校があるんですよね。過去問研究してる方ならすぐ分かりますよね。重松のようなメジャーどころは出ませんが男の子の気持ちがわかるよう読んでみても良いかも。
↓久々に泣けました。重松さんの本の中で一番有名かな?映画化もされた?見てないけど。もし、私がキャスティングできるなら主人公は前田敦子が良い。(別のドラマで足の不自由な役をやってたからその印象が強いかも)子供時代の役者は、芦田愛菜ちゃんだけは勘弁してください。あ、年齢がまだ足りないか。
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↓テレビドラマ化されましたね。佐藤健くんカッコ可愛かった。内野聖陽のまさかのバカボンパパ風ステテ子姿にちょっとがっかりも、迫真の演技で魅了された。
とんび (角川文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)
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↓とんびと似たようなシチュエーションで、娘のお気に入り。(母が死に、父が子供を育てる話)

ステップ (中公文庫)/中央公論新社

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↓私のお勧め。2月1日、娘の試験中の待機時間に読んだ本。物語に没頭できたお陰で、待機中のあの不安な気持ちを回避できました。

ポニーテール/新潮社

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6月27日に待望の文庫本発売!だそうです。文庫本も買っちゃおうかな?


↓模試の問題にこの中の一部が出て大爆笑しました。
膝小僧の神様 (新潮社)/新潮社
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↓この本も塾のテキストに出て、続きを読みたくなり買いました。夏休みの宿題の読書感想文を書いたら、学校代表に選ばれました。
キッドナップ・ツアー (新潮文庫)/新潮社
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色々な出典がありましたが、さすが娘の受けた学校は、過去問として代々解きつがれるにふさわしい良問揃いで美しさすら感じました。(なんか言い回しおかしいね)


で、「国語入試問題必勝法」の内容は、あくまでもパロディで、この通りに解答したら怒られるだろうという内容ですが、初めてこの本に出会ったときは、本当に必勝法があると思って買ってしまったのです。そういう人、多いんじゃないかな?
私は、国語は得意だったのですが、いつもフィーリングとか常識で解いていたので、確信的な解答の仕方が分からなくて、文章が自分に合えば正解率高いけど、文章が自分に合わなかったり、集中力がない時は解けないことがあったりと波があったので、確実に高得点を得たいと思ったのがこの本を読むきっかけでした。
高得点は狙えない内容でしたが、清水義範という面白い作家さんに出会えて良かったです。
でも、薄々感じていたのですが、国語の文章問題は、作者の意図をとらえるよりも、問題作成者の意図をとらえるのが正解に結びつくのではないかというのがこの本を読んでほぼ確信しました。

時を経て、大学では国語の教員資格を取るべく教職課程を学び、教育実習に行き、資格をとり、まったくその資格を生かさず現在に至るわけですが、受験用の国語の問題をみると、やっぱり問題作成者の気持ちになって解答するのが正解の近道なのかな~なんて思っています。
その証拠に、友人の知り合いの書いた文章が試験問題に採用されたらしいのですが、書いたご本人はその問題、全問正解出来なかったという・・・

まぁ、文章問題は、問題との相性がありますので、とにかくいろんなジャンルの問題を解いて慣れていくしかないのでしょうね。
娘は、物語文、しかも貧しい主人公の心情把握の問題が得意で、模試で一番になった時は必ずと言って良いほど、貧乏ネタの時で…一番は嬉しいけど、親としては複雑…娘が共感できるほどそんなに我が家貧乏くさいかしら、なんて思ったり。
でも、本番入試で貧乏ネタが来たんですよね。娘は問題文が貧乏とは気づかなかったので「貧乏キタ~」とはならなかったみたいですが。貧乏でよかった、いや貧乏ではないです!清貧ってことで綺麗にしめましょ。

話があらぬ方へ行ってしまったので軌道修正。
あとは、知識問題ですこしでも稼げるよう、漢字や熟語などを覚える地道な作業と文法等を固めるようにしました。

文法は私も今でもあやふやで、聞かれても即答できないこと多々あり。

前にも紹介しましたがちびまるこちゃんの満点ゲットシリーズはとても分かり易い。
驚いたことに、娘の中学は文法の授業が独立してあり、分厚いテキストを使いこと細かに学びます。私も知らなかった品詞が出てきて瀕死(自爆)。当然試験も独立してあります。公立校だった私の記憶では、文法の勉強なんて国語の授業の一部、それも教科書の後ろにさらっとあるだけで深く学ばなかったような…

なので、引き続き、ちびまる子ちゃんのお世話になっております^_^

受験生の皆さん、今のうちに文法をバッチリ覚えておくと、中学に入ってから楽ですから受験勉強頑張って下さいね。

読んでいただきありがとうございました。ってここまでお付き合いして下さった方いらっしゃるかな?

長くなってすみませんでした。


現在一位ありがとうございます。

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