化学分野から今日は気体と燃焼について振り返ってみたいと思います。


この分野からは、気体の発生方法が実験形式で良く出題されました。


その前にまず、大前提の大気(空気)の成分は、きちんと覚えましょう。

空気は

 窒素約78%、

 酸素約21%、

 二酸化炭素約0.04%、

 アルゴン約0.9%

です。


次に各気体の発生方法などのプロフを覚える。


酸素について

①発生方法

 過酸化水素水+(触媒として)二酸化マンガン→水+酸素

②気体の集め方

 水上置換。

 水上置換の実験装置の図は頻出です。フラスコに刺したガラス管の長さとか、要注意!

③性質

 無色無臭。空気よりやや重い(空気の約1.1倍)。水に殆ど解けない(←だから水上置換)、他の物質と良く結び付く→酸化。等


二酸化炭素について

①発生方法

 炭酸カルシウム+塩化水素→塩化カルシウム+水+二酸化炭素

②気体の集め方

 下方置換または、水上置換

③性質

 空気より重い(空気の約1.5倍)。水に少し溶ける。物を燃やす働きはなく、二酸化炭素自体も燃えない。石灰水を白く濁らせる。


水素について

①発生方法

 薄い塩酸+アルミニウムまたは、亜鉛または、鉄→水素

②気体の集め方

 水上置換

③性質

 非常に軽い。水に殆ど溶けない。音を立てて燃え、燃えた跡には水が出来る。


・・・とこんな感じで、塩化水素、アンモニア、塩素、窒素などについてもまとめておきましょう。


娘は当時、お友達とプロフ帳を交換するのが流行っていたので、楽しんで覚えてもらうために、可愛いプロフ帳の用紙に、「酸素さんのプロフも書こうよ」と気体の性質をプロフ帳に書かせたりして遊んでました。

お友達のプロフが並んだプロフ帳に、気体のプロフが入っているのは違和感アリアリであまり効果ありませんでしたが(涙)


それから、女子校は、日頃、おうちのお手伝いをしているかを見る「台所問題」が出題されるという噂があったので、身の回りにある二酸化炭素についてまとめたりしました。


たとえば、サイダーを作ってみよう。

材料は、水150ミリリットル、重層1.5グラム、クエン酸またはレモンエキス1.5グラム、砂糖15グラム。

①ペットボトル(500ミリリットル)に、水、重層、砂糖を入れてペットボトルをふって溶かす。

②クエン酸を水で溶かしたもの(またはレモンエキス)を加え蓋をする。

③泡が発生したら出来上がり。←この泡が二酸化炭素なのです。


家で実践しましたが、おいしくなかったです・・・しかも、試験には出ませんでした・・・


まぁ、炭酸飲料を飲むたびに、この泡は二酸化炭素なんだ~と思いだすことでしょう。

ちなみにドライアイスは二酸化炭素の個体です。


燃焼についてですが、燃焼の3条件を覚えておきましょう。

①燃えるもの

②酸素

③発火点以上の温度です。


あと、酸化と還元。

酸化は、物質が酸素と結び付くこと。

 たとえば銅+酸素→酸化鉄

還元は、結びついた酸素を奪い取ること。

 たとえば酸化銅+炭素→銅+二酸化炭素


化学記号で式を立てれば分かりやすいのですが、小学校では化学記号は扱わないし、出題させる反応式は限られているので、テキストに出ている反応式を覚えておけば十分だと思います。




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