理科のテーマも更新滞ってしまってすみません。

生物分野も終盤戦、いよいよ人体です。

人体は、それはそれは覚えることが多く、複雑ですよね。

でも、自分の体のことなので娘はわりと受け入れられたようで、人体分野を得意とするよう頑張ってました。


人体分野で必須なのは、3大栄養素!

炭水化物はブドウ糖に、蛋白質はアミノ酸に、脂肪は脂肪酸とグリセリンに分解されるというのは受験生としてはあたりまえに覚えるべきことで、更に、それぞれどこで、どんな消化酵素で分解されるのかまで問われますので覚えなければなりません。

模試では、消化の実験問題が良く出ました。私は「だ液問題」と称して、本番入試でも出そうだなと思ってマークしていたのですが、結局出ませんでした。


あと、血液の循環もややこしくて覚えるのが大変です。

体循環と肺循環、動脈と静脈、動脈血と静脈血・・・・・もう頭こんがらがって???です。


なので、覚えやすい方法を編み出しました。


動脈は心臓から出ていく血液が流れている血管なので、「行ってきま~す」の血管。

静脈は全身から心臓にもどる血液が流れている血管なので、「ただいま~」の血管。


酸素を多く含む血液は動脈血、二酸化炭素を多く含む血液は静脈血ということをふまえ、

酸素と二酸化炭素は肺で交換されるため、心臓から肺に流れる肺動脈は行ってきま~すで、これから肺に行くので、二酸化炭素が多い静脈血が流れ、肺から心臓に流れる肺静脈はただいま~で、新鮮な酸素を持ってきたので動脈血が流れている、とおぼえました。

なんか、今書いていてもこんがらがるな~


こんなにややこしい単元も、受験生は殆ど全員きっちり覚えて仕上げてくるのはすごいな~と感心しましたわ。

たぶん、小学生の頭の中のハードディスクは、昔(←大人)と違って最先端のデュアルコアの何ギガものの容量のものが標準装備されているのでしょうね。私のハードディスクは、もう一杯で、消去しても書き込みエラーが出てしまうもの。

小さい子供を夜遅くまで塾に預けて勉強させるなんて可愛そうという、受験否定派の方もたくさんいらっしゃると思いますが、子供にとってはそんなに苦ではないことなのかもしれません。だって、いつかはやらなきゃいけないことなんですから、ハードディスクに余裕のあるときに書きこむほうが実は効率が良かったりするかも知れません。


おっと、話がそれました。

人体分野で必須なのは、何と言っても心臓のつくりでしょう。

心臓のあの図は、しっかり頭に入れてくださいね。

そして、血液のながれ、大静脈→右心房→右心室→肺動脈→肺→肺静脈→左心房→左心室→大動脈も必須です。


あとは、それぞれの器官の作り。

肺、腎臓、肝臓、目、耳など・・・


それから、骨格と筋肉も・・・


あと、妊娠・出産のことまで・・・小学生に妊娠出産を理解させるのはちょっと抵抗がありますが、実際女子校では良く出ました。


あぁ本当にややこしく覚えることの多い人体分野。

暗記得意で計算苦手な文系女子なら武器にできる分野でもあるので頑張ってください。