理科は、生物・化学・地学・物理と大まかに4分野分かれていますが、さらに色々と分かれていて覚えることがたくさんあります。(他の教科も同じですが) 当然、得意不得意分野が出来てしまいます。

娘は、文系脳なので、物理の計算問題分野がからきしダメでした。 受験本番に出るのはほんの一部の分野ですが、その一部が不得意分野だったら撃沈してしまうので、なるべく不得意分野をなくそうと、模試では7割取るのを目指して頑張りました。(7割に届かないことが多かったけど)


では、初回は植物分野からいってみましよ~ 植物は学校でも3~4年生でならう分野ですよね。ま、学校ではさらっと、学校の木を調べましょう程度で終わってしまいますが。

植物分野は、女子校ではよく出ますね。

まず、植物の分類表。 植物には胞子植物と種子植物があり、 種子植物は裸子植物と被子植物に分かれ、被子植物は双子葉類と単子葉類に分かれ、双子葉類は離弁花類と合弁花類に分かれ・・・というあのフローチャートを表にして覚えました。 そこからさらに双子葉類と単子葉類の根・茎・葉の違いとか、花の種類は、何科とか。(さくらがバラ科というのは意外だった)それぞれの花の花弁、がく、おしべ、めしべの数とか。 茎のつくりと働きとか(道管・師管)、根の作りと働きとか(主根・側根・ひげ根とか)


以上は、超基本で、他にもいろいろ知識的なことを覚える量は膨大で、結局十分覚えられず、受験を迎えてしまいました・・・逆にいえば、覚えることは果てしないので適当なところで切り捨てするしかないって感じでした。

植物分野は知識的なことを問われる他、実験結果を問う形式で出されることも多々ありました。 学校でもやった朝顔の実験とか、お花、雌花に分かれている花にふくろをかけたらどうなるかとか、色水を吸わせるとか・・・特に娘の受けた学校の中では、記述式で問うところもあったので、知識を詰め込んだだけでは太刀打ちできず、問題を良く読んで考え、自分の考えを的確に文章で表現するという力もつけておく必要がありました。

本番入試では、「オオバコ」が出題されました。多分娘は、「オオバコ」という植物を知らなかったと思います。でも、問題文に出てくる実験の過程を追っていき、推測して回答を導き出したのだと思います。知らない単語が出てくると怯んで答えられなくなってしまうことって良くあると思いますが、こういう実験から答えを導き出す問題は、問題文を良く読めば、回答のヒントがあるはず、答えは問題文にあると思え!と娘には知らない単語、やったことのない系統の問題が出てきたときにはまず、問題文を良く読んで!と指導していました。


あと、知識的なことですが、どうも樹木も分類が覚えにくいようです。 針葉樹、広葉樹、常緑樹、落葉樹のあの表ね。 全部一つ一つ覚えるのは大変なので、ざっくりと、基本的に針葉樹は常緑、広葉樹は落葉と覚え、例外は、カラマツやメタセコイヤが針葉樹なのに落葉、クスノキ、スダジイ、ツバキが広葉樹なのに常緑と覚えました。 樹木は本番入試では出ませんでしたが・・・ 結論、植物に関しては、基本的な知識と、実験過程を追って回答できる力をつけると良いと思います。