オフィシャルサイトの方でとってもアクセスが多いようなんで、このブログでも書いておきます。
イラストレーターって、ネーミングから察するに、adobeがイラストを描く為に始動したアプリなんだろうけど、実際に業務で使うのは、ほとんどレイアウトソフトとしての使い方になっちゃってますよね。
昔は、クオークやページメーカー使いのデザイナーもいたけど、今はいないでしょうね。
てか、ソフト開発も止まってるみたいだし。
まあ、前置きはこのくらいにして、さて本題に入ります。
そんなこんなで、イラストレーターでの似顔絵制作ですが、
ようは、グラデーションメッシュを使いこなせるかどうかです。
まず、完成作品はこんな感じです。

オフィシャルサイトの方では『木村拓也さん』を制作例にしてますが、ここでは『藤原紀香さん』を見本にします。(あまり似てないですが‥汗)
まず、写真か何かを見ながらザックリとした下絵をかきます。


顔から描くんですが、似顔絵の場合は、『目』が命です。
それに、皮膚と同じレイヤーだと描きにくいので、顔の皮膚レイヤーと、目鼻口レイヤーに分けます。
下書きした輪郭に沿って顔を描きます。
ここで注意事項と言うか、必殺技(笑)と言うか、全パーツ共通ですが、輪郭線をトレースしてからグラデーションメッシュをいれると、アンカーポイントが複雑になりすぎて、あらぬ方向にメッシュ線ができちゃいますので、最初に描くのは単純な『円形』か『四角形』です。
多分『四角形』から描き始めた方が、グラデーションメッシュを操作しやすいと思います。
四角を描いて、グリッド的に適当にメッシュポイントを入れておいてから
輪郭に沿ってアンカーポイントのハンドルを整える感じです。




で、皮膚の流れに沿ってブラメーションメッシュでアンカーポイントを調整します。
肌の色って、要するに光の濃淡なんで、ベース色から明るくしたり、暗くしたりが基本です。
所々に紅をさす感じでピンクを少し加えると一層良い感じになります。
イラストなんで、シワ・シミやほくろは無視しましょう(笑)



だいたいこんな感じです。

次に首から下も同様に



次は髪の毛。
リアルに描きたいのなら、一本一本丁寧にって感じですが
さすがにそんなことは出来ないので、大まかにブロックに分けます。



ここまでを全部あわせるとこんな感じです。

最後は、似顔絵で一番重要な「目」「鼻」「口」です。
これが似てるか否かで「似顔絵」のクオリティが決まってしまいます。
なので、ここだけは別レイヤーで真剣に描きます。
まず、下絵を描いて着色。



一層丁寧にグラデーションメッシュで着色


下の皮膚レイヤーとの境目を整えます。



下絵を外して、全体を見るとこんな感じに仕上がります。

最後は、photoshop等で色調整やコントラスト、
お好みで背景等をつければ完成です。

どうですか?
根気さえあれば、そんなに難しくないでしょ。
オフィシャルサイトの方では「木村拓哉」さんを描いていますので、参考までにどうぞ。
また、作業工程をyoutubeにアップしましので
興味ある方はどうぞ。

