では、前回予告した通り、高校時代に現代文の授業で作った小説?物語を書いていきまーす♪

何回かに分けてアップしていきますので、気長にお楽しみください。

ふんじゃ、はじまりはじまり〜☆


〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


3月に小学校を卒業したミア。4月からは晴れて中学生になる。今日は、新入生のクラス発表の日だ。

「おはよう」

「おはよう、なみちゃん。また同じクラスになるといいね」

なみは、ミアと五年生からの付き合いで、家も近い。卒業する前はそこまで仲良くなかったが、春休み中に一段と仲良くなった。


K中体育館。2人はとりあえず発表を見てまわった。何人かの同級生に会った。

「ミア、あった?」

「あたし2組」

「あたしは・・・6組だ」

「2組と6組じゃ、クラス遠いね」

とりあえず外へ出た。運動場では、同じクラスだった男子がサッカーをしていた、が、ボールがいきなり、ミア目がけて飛んできた。「あぶなーい!!!」


「バーン!」遅かった。


ボールは見事ミアの頭にぶち当たり、妙な形で倒れてしまった。なみと男子はただ呆然とミアを見たが、周りの人は誰も気づかなかった。そんな中、ある少年が、ミアに手を差し出した。


「大丈夫ですか?」


ミアは起き上がりながら「・・・いったあーっ、誰よー、いきなりボール当てといてぇー・・・んん?」

ミアの口が止まった。

なみと男子は起き上がったミアの顔を見るなり、


「ぎゃーはっはっはぁー!」「なんて顔してんだよー」


なみたちの大爆笑や鼻血が出ているのにも気付かず、去っていく少年の後ろ姿を、ミアはボーッと見つめていた。

「かっこいい・・・」

一目惚れだった。