11.25【香港】《香港は諦めない》ジョシュア•ウォン/アグネス•チョウ香港活動家が収監!! | 幸福実現党ならばこうする

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【今日のテーマ】


このところ私のこのチャンネルではアメリカ大統領選挙の事を連日お伝えしていたんですが、今週の月曜日、香港で、遂に…と言っていいでしょう。ジョシュア・ウォンとアグネス・チョウという著名な活動家が収監されました。今日はそのことについてお送りしようと思ってます。


まずこの人がジョシュア・ウォン。現在24歳。17歳の時に、雨傘革命というのが起きて、その時、高校生でしたけど、その時のリーダー。それからずっとこの民主化運動をやっている人ですね。


そしてアグネス・チョウ。彼女も雨傘革命からずっと民主化運動をやってきました。


ジョシュアとアグネスと共に、もう1人、ネイサン・ロー。この3人を含めた政党というのが、雨傘革命の後に出来たんですね。それが【デモシスト】という政党でした。

その【デモシスト】という政党の党首をやっていたのがこのネイサン・ローということで、今年の6月30日に香港で香港国家安全維持法という厳しい法律ができてしまって、「もうこれ以上何もできない」ということで、このデモシストはこの時に解散しました。

そしてそれぞれがそれぞれの身の振り方を決めたわけですね。アグネスとジョシュアは香港に残る。そしてネイサンは秘密裏に香港を出て、今、イギリスにいると言われています。➡︎海外から香港の民主化を進めていくという方向を選びました。



ダイヤオレンジダイヤグリーン11/23公安情勢違反罪即日【収監】ダイヤグリーンダイヤオレンジ


という中で、11月24日のBBCの記事ですけど、11月23日に、昨年6月の民主化運動。その時の違法集会を扇動したとして【公安条例違反罪】ということで、3名が即日収監ということになりました。


それが元デモシストジョシュア、アグネス、そしてもう一人、真ん中にいるのが、アイバン・ラムという人です。アイバンも一応、一時期、デモシストの党首だったと思います。

実はこの民主化運動をやってた人たちが、このところ次々と逮捕されて収監されたっていうのが起きてるんですけど、

今回特に、この3人が注目されがのが、

《香港で最も注目を浴びる3人の活動家》であったからです。

右矢印特に【国際社会】のなかで、ジョシュアとアグネスは大変注目されていたので、この2人が収監されてしまったというのが、大きなニュースになってるわけなんですね。






先程の、「昨年6月の」というのは、この当時、香港政府が出していた【逃亡犯条例改正案】右矢印これに対して、民主派の人たちが大規模なデモによって《反対運動》をしたわけです。その反対抗議運動が様々展開されたわけなんですけども、そのなかで特に香港の警察本部を包囲するような、そういう集会があったんですね。この集会を香港警察は【違法集会と位置付けて、その【違法集会】を扇動したのは誰なのか?ということで、彼らの名前が上がってたわけです。



それによって、この11/24 BBCの記事にある様に、罪に問われてるわけなんですけど、ただここでこのBBCの記事もこの3人がすべて一緒で、一緒くたにされてるんですが、私の理解ではちょっとそんなシンプルではないなと思っていて、それがちょっと重要な点なんです。

このBBCの記事にしても、他の記事にしてもこの3人が【公安条例違反で収監】されたという事になってるんですね。というのは昨年の6月ですから、問題の国家安全維持法いわゆる国安法これが今年の6月に出来てますので、その1年前ですから、国安法違反にはなっていないわけです。



ダイヤオレンジダイヤグリーン8/21周庭さん国安法違反ダイヤグリーンダイヤオレンジ


ただ今年の8月にアグネス・チョウが逮捕されてるんですが、この時の逮捕容疑は【国家安全法違反】なんですね。ここが微妙にというか、大きく違います。


少なくとも《黄之鋒》は公安条例違反なんですよ。そして《アグネス》は国家安全法違反となると刑量が全然違ってくるわけですね。


🔸黄之鋒の公安条例違反罪ということになるとせいぜい最高で3年。普通だったら数ヶ月の実刑です。実刑になったとしても刑務所に行くのは数ヶ月なんです。どんなに長くても3年と言われています。

🔸しかしアグネスが問われている国安法違反となると最高で終身刑ですね。もう全然違うわけです。

🔸ということで、3人が一緒くたになってる感じがあるんですが、この【アグネスの国安法違反】のこの容疑、ここの所が非常に心配なところなんです。


さっきのBBCの記事では、『我々3人は全ての罪を認めることにした』と。3人で話し合って、認めることにしたと。

最初は黄之鋒も抵抗して、「これは罪に当たらない」という風に否認してたんですけど、もうここは罪を認めようと、そういう戦略にしたわけです。

その上で、罪を認めたという事で、裁判の公判があって、その場で罪を認めたのでそこでもう更なる裁判のやりとりとか一切無しに、もう、すぐ拘置所に収監となりました。ただ、まだ判決は出てません。



ダイヤオレンジダイヤグリーン判決は12/2今は勾留状態ダイヤグリーンダイヤオレンジ


判決は12月2日なので、それまでは勾留状態という事になっています。

そこで、この11月23日(月)、裁判の公判があって、ここでジョシュアとしては、3人共、罪を認めるという事にしていたので、その直前に多分、罪を認めれば収監されるだろうというのがわかってた時にジョシュア・ウォンが自らのツイッターでその裁判の前に書いた心境をツイートしています。



ダイヤオレンジダイヤグリーン ジョシュア・ウォンが自らのツイッターでその裁判の前に書いた心境をツイートダイヤグリーンダイヤオレンジ


結構ツイッターで長文なんですよ。どうも、中国と英語で出してるんです。それで中国語の翻訳を日本語に翻訳してくれた人がいたんですけど、その内容と、英語の内容がちょっと違うので、中国語と英語で違う内容を書いてるのかもしれないんですが、その、中国語と英語の両方で書いた内容を合体して、重要な所を皆さんと共有したいと思うんです。この後はずっと黄之鋒の裁判の直前の心境です。



ダイヤオレンジダイヤグリーン 黄之鋒の裁判の直前の心境ダイヤグリーンダイヤオレンジ


まず『この事件の裁判官・王詩麗は、数日前の公務執行妨害事件の裁判で、22歳の初犯の大学生の、社会奉仕命令と保護観察の求刑を拒絶して、即時執行の禁錮刑を言い渡しました。』

→22歳で今まで罪を犯した事のない、初犯の大学生で、警察の側の求刑は社会奉仕命令と保護観察程度だったにもかかわらず、この【原告側の求刑】よりも、その更に上の《禁錮刑》にした。というそういう裁判官だということで、結構厳しい判決が出そうだということを覚悟してるわけですね。

黄之鋒は過去に何度か刑務所に入った事があるわけです。そんなに長くは無いんですけど。


その事を言っています。

『緑の制服の看守、灰色の鉄の檻と牢屋、元暴力団の刺青の大男、名状しがたいほどまずい食事などは過去3回の刑務所生活で経験した事で、今後毎日経験するかもしれません。』

もう明日から…特に12月2日の判決が下ったら、その後刑務所に送られるので毎日経験するかもしれませんと彼は、どんなものなのか経験済みなのです。

そして、『自分の罪状は、起訴された仲間2000人のと比べたら、口にするに値しない軽罪です。暴動や【火炎瓶関係の事件の年単位の禁固刑】と比べて、【無許可デモ事件】はあくまで月単位の量刑で、口にするものではありませえん。』


ただ…『こんな軽い判決はこれほどの注目を博すべきでは無いけど、被告が著名人なだけに、世界的に関心をもらえて、声援を獲得できました。』

という風に言ってるんですが、要は、普通だったら数ヶ月単位で終わるような軽微な罪なんだけど、たまたま黄之鋒、周庭という、国際社会で注目を浴びた著名人だったので、数ヶ月で終わらないだろう。もしかしたら、火炎瓶を投げた人と同じように、数年単位になるかもしれないということを覚悟してるわけです。


『他に、たくさん、たくさん、たくさん、名も知られず、見落とされた仲間たちこそ、皆さんの関心が必要です。それも私がずっと罪悪感を覚えた理由。』

という風に書いてあるんですけど、本当だったら自分がこれだけ国際社会で注目を引くことに成功したんだけど、しかし本来だったら、もっと名前も知れずにいた仲間たちが沢山いるので、その人たちこそ、注目を浴びるべきだったのに、自分だけが、という罪悪感もあった、と。


『国家安全法が施行されて100日以上経った今も、私は国安法で逮捕・起訴されてないのはすでに一種の奇跡。100人以上服役している義士と塩田看守所にいる香港人12人のことを思うと、罪悪感が生じて、逃げているとさえ思ってしまいます。』

さっきも言ったように、アグネス・チョウは国安法違反なんです。しかし黄之鋒はそうではないんです。

そして12人の香港人というのは、香港から台湾に向かって船で逃げようとした時に捕まって、今中国の刑務所に入れられているわけです。その彼らのことを思うと、自分なんかは、本当に大した罪に問われていないので、逆に罪悪感を覚えるぐらいだ、と。


『仲間の何人かは拷問を受け、中国に強制送還され、自らの命を絶った者もいます。民主化のスローガンを唱えながら。
このことが理由で、私は《刑務所に入れられた者の正義に世間の注目を集めよう》と心に誓いました。』

そういう仲間たちのことを思うと私は世間の注目を彼らに集めなきゃいけないと誓ったんだということなんです。


『実刑になるのはわかっているが、皆んなと共に立ち上がったことが私の誇りです。共に戦い、私たちの声を世界に届けてきた。どんな激しい攻撃を受けたとしても、私はいつも仲間の香港人を信頼している。』


『5年前の雨傘革命の挫折で、私たちは皆大規模な民主化運動はもう不可能だと思っていました。しかしながら、香港人の勇気と決意によって暗黒の淵から脱出し、不可能を可能にしました。』

これは、去年の6月からの民主化運動ですね。これで最大の民主化運動をやる事が出来た。


『「私たちは苦難を喜ぶ」という新約聖書のローマの信徒への手紙第5章3ー4節にこうあります。

「苦難は忍耐力を生み出し、忍耐力は人格を生み出し、人格は希望を生み出す」まいた種はいつか芽を出します。』

彼はクリスチャンなんですね、そのクリスチャンのローマ人への手紙。ローマの信徒への有名な箇所を挙げています。


そして最後に『刑務所に私の肉体は収監されるかも知れませんが、私たちの揺るぎない魂は絶対に拘束されない。
私たちの不屈の意志によって、もう一度集う日が来る。』

《この最後の言葉が重要です》
【私たちの絶対に諦めない不屈の意志によって、もう一度、皆んなで集う日が来るだろう】


ということで、

香港はあきらめない

黄之鋒は全く、諦めてないですね。

まさにNEVER GIVE UP. の精神です。

仮に、最高で3年だと思うんですけど、黄之鋒の場合は。

ちょっと、アグネスの話はまた別なので、今度別の動画でやりますけど、

仮に3年、収監されたとしても、絶対その後、またチャンスが来るというふうに思ってるわけなんです。



この【諦めない精神】

これを彼らは今、世界にメッセージとして教えてくれてるんだろうと思います。

12月2日の判決があるんですけど、それをまた見て改めて、アグネスの事も含めて、動画でお伝えしたいと思っています。


今日はここまでです。ご視聴誠にありがとうございました。