【今日のテーマ】
今年の6月に、インドと中国の紛争が起きました。40年ぶりの武力衝突ということで、その後どうなったのか?
今日の動画ではその後についての現状をお伝えしたいと思います。そしてそのインド軍の中に隠されていた秘密部隊SFFというのがあったんだという、これが今日のメインの話なんです。
9/16 Japan Times
これは9/16 Japan Timesの記事なんですが、『インド軍、秘密のチベット部隊』ということで、インドの中にチベット人の部隊がある?これほとんど知られてなかったことで、私も正直全然知りませんでした。こんな事があったんだなというのがこのニュースでわかったんです。
これはインド軍がある戦闘によって、犠牲者が出たんです。その犠牲者の中にチベット人の兵士がいたんです。その葬儀が行われたという内容です。
こういう写真が出ていました。兵士の人たちが、戦死した仲間を担いてるんですけど、その棺の上にかけられてるのが、インドの国旗じゃないんですね。
こういう国旗、チベットの国旗が棺の上にのせてある。そしてよく見てみると、周りにいる方々もチベットの国旗を掲げています。
これ、インド軍の葬儀なんですけど笑。
こういうチベット人の部隊が実は、インド軍の中に存在していたんだという事が、今回初めて、明るみに出ました。そしてそれが今、世界の注目を浴びてるという事なんです。
8/31 The Teleglaph
これはどういうことかというと、8/31 The Teleglaphの記事なんですけど、『6月以来、インドと中国が再び衝突』ということで、
🔸実は、8月29日、インド軍と中国人民解放軍がふたたび戦いました。
🔸約500人の戦いになったんですけど、戦いと言っても、両軍は随分前からの取り決め・合意事項があって、《もし戦いになったとしても、決して火器は使わない》➡︎ピストルとか、ライフルだとかは、一切使わない。何で戦うかというと、素手で戦うか、石とかレンガとか、そういう原始的な戦いしかしないという合意事項で、これが守られてるんです。
🔸6月のヒマラヤの国境地帯での戦いもそうだったんですけど、今回もそうなんです。
『取っ組み合いの戦い』、それも3時間も。
SFF チベットの秘密部隊
この中で、犠牲になった、戦死した、インド軍の兵士の一人がチベット人でした。
SFF チベットの秘密部隊
(Special Frontier Force)
に所属している、結構ベテランの兵士の方だったようです。
SFF これは一体何なのか?
🔸これは、今から60年前に中国の人民解放軍がチベットに侵略をかけました。それによって、チベット人の人たちが多数、殺されたわけです。
🔸その時にチベットは、チベット仏教のお坊さん達も、いっぱいいたんですけど、このお坊さんたちが、沢山殺されたりとか、悲惨な話がいっぱいあります。
その中国のチベット侵略の中で、多くのチベット人がインドに亡命しています。
その時のチベットからインドに亡命した人たちをインドは受け入れたんです。
そこで、インドで亡命生活をしている人たち。
➡︎亡命政府を作ってるんですけど、この人たちの中から、兵士を募集したんですね。
➡︎何故かというと、インドはずっと国境地帯で、中国との戦いがある。中国は山岳地帯でも非常に強い部隊を持っている。しかし、インドはこの山岳地帯の戦いが向いてないらしいんですね。非常に弱い。そこで、山岳地帯でも戦える部隊が必要だということになった時に、このチベット人、チベットの難民は山岳民族なので、彼らを訓練して、山岳地帯の専門家にしようということになったらしくて、この部隊は、随分から、5、60年ぐらい前から訓練して作られていた部隊だったんです。
🔸今まで結構、使われていて、例えば、【パキスタンとインドの戦い】の時に、インド軍とパキスタン軍が相対してる時に、秘密裏にこのチベット人の部隊・SFFをパキスタン軍の後方に持ってって、後ろから、攻めるという事もやっていたらしいんです。そういう意味で、特殊な技能を訓練された特殊部隊。そしてその存在は秘密だったわけです。
🟥この【SFFの戦いの本当の目的は対中国戦】
いよいよこの、対中国戦に入ってきたという事なんですね。
このSFFを、アメリカのCIAも訓練と装備を援助していました。
そしてインドにとって、SFFというチベット軍の秘密部隊を持つその意義は、中国に対して、強いメッセージになるからなんです。
先ほどの記事にこういう事が出ています。
インド軍の中国に対するメッセージとは、
『君達の国の者達が、我々の側で戦っている』
これは
中国に対する、痛烈な皮肉に当たります。
中国に住んでる人たちは決して中国を良く思ってないし、恨みに思ってる。そして中国から亡命して、我々の国で、我々の軍隊に入って、一緒に中国で戦おうとしてるんだと、いうメッセージになってるんです。
今まで、秘密にしていた部隊なんですが、ここにきて、公にして、逆に、中国対してこういうメッセージを突きつけている。
そこで、この秘密部隊SFFが突如、世界の注目を集めてるという事になりました。
9/4 SCMP
これは、9/4 の香港のメディア。South China Morning Postの記事なんですけど、『チベット難民のSFFに注目』という事で、かなり注目が集まってるみたいなんですが、このSFFがどういう意味があるのか?というと、
チベット人にとって、国を追われて、インドの中で、亡命生活をしている。それだけじゃなくて、彼らが、持っている、中国に対しての、ネガティブな思い。
本当は戦いたい。しかし戦う方法がない。
そこにこのSFFという部隊が作られて、ここに参加する事が、チベット人にとっては、中国人と戦う事が出来る、唯一の方法だと、言ってるんです。
ここまでが、中国とインドの戦いの中に、チベット人がはいっていたというお話でしたが、
ここは、歴史の大きな転換点だと思います。かつて60年前に、中国人民解放軍が何も武器を持っていない、平和な暮らしをしていた、チベット人を襲った。
そして多くの人たちが国を追われた。その人達が、60年の時間を経て、今、インド軍の中で、宿敵中国と立ち向かうことになっているのが、今、起きてる事なんです。
今、現代は歴史の転換点だと思います。
実は、この中国とインドの対立。この事が、今年のこれから始まるアメリカ大統領選挙に深く関係してるという事が言えるんです。
9/10 FP
9/10のアメリカのフォーリン・ポリシーの中で、見出しに『バイデンはアジアにおいて、深刻な信用問題を抱えてる』と。
アジア、アメリカの同盟国の人たちは、実は、バイデンよりも、現職のトランプの対中国強行姿勢に賛同してるという記事なんです。
ですから、大統領選挙で、トランプさんに勝って、大統領をつづけてほしい。
もしバイデンになったら、オバマ政権の時みたいに、中国にまたアメリカがしっぽを振り出すんじゃないかと、それをものすごく懸念してるという記事なんです。
ある意味、こんなに重要な大統領選挙はかつて無かったといえるでしょう。
そういう意味で、アジアの国々もみんな注目して、そしてトランプさんに再選してもらいたいという願いを送ってるを思います。
このアメリカ大統領選挙について、このチャンネルでは度々色んな切り口で動画をアップしてきました。
そしてつい最近、私自身がこのアメリカの大統領選挙を様々な切り口をまとめて、語るという動画を、このチャンネルではなくて、幸福実現党チャンネルでアップしました。
1つ前の動画でも、ご紹介したんですが、これが【前編】トランプ再選の可能性
という事で、長い話になってしまったので、前編と後編に2つに分けたんです。
前編ではアメリカ大統領選挙の仕組みについて簡単解説をしています。仕組みを理解できていないと、大統領選挙がどうなるかという見通しを立てられないので、仕組みを解説しています。
今日9/17、後編として『トランプ逆転の秘訣』というのをアップしています。これも30分ぐらいなんですが、色んな角度から語っています。
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今日はここまでです。ご視聴誠にありがとうございました。