プーチンの憲法改正案と突然の内閣総辞職【及川幸久−BREAKING−】 | 幸福実現党ならばこうする

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今日のテーマはプーチンの憲法改正とメドベージェフの突然の内閣総辞職、というテーマでお送りします。
 
今日は1月17日なんですが、2日前の1月15日に突然、こういうニュースが世界を走りました。
 
プーチン大統領が憲法改正案を提示して、その直後にメドベージェフ首相が内閣全体で総辞職したと、
 
あまりにも突然なので、これ一体何なんだと、世界を駆け巡って、未だにそうなんですが。
 
 
この内容について私自身もロシアのメディア、アメリカのメディア、それからヨーロッパのメディア、それから日本の新聞をとりあえずバーッとチェックしてみて、わかったところだけ皆さんと共有したいと思います。
 
全体像がわかったわけではないんですが、正直。
分かったところだけ共有したいと思います。
 
 
まずこのプーチン大統領が憲法改正しようという話なんですが、これについては以前言っています。
昨年の年末12月19日、プーチンが毎年年末におこなっている、恒例の記者会見。
国の内外の記者を物凄く沢山集めて行う記者会見。
この中でこの【憲法改正について】触れてるんですね。
 
それは、現在のロシアの憲法では大統領の任期に対して、
二期までは続けて出来る。しかし三期目は出来ない。という規定になっている。
 
 
この【大統領の任期】についての規定を改正してもいいんではないかというのを、
はっきりとは言わなかったんですけど、示唆しています。
 
この昨年12月の記者会見で。
 
今回、正式に憲法改正について具体的な提案をされたんですが、
それが大統領の任期についてではなかったんです!
そうではなくて、【議会の権限を強くする】という内容だったんです。
 
※具体的には現在は大統領の権限に属している【首相候補の承認権】を議会に譲るという事だったんですね。
 
※今はロシアの大統領、プーチン大統領が例えばメドベージェフさんを「首相に承認する」と。
事実上、首相を決めるのは大統領の権限だったわけです。
 
※しかし、これを【大統領じゃなくて、議会が決める】と。
 
ということにしたんですね。
 
 
【首相の人事権】を議会に譲るって、これは大きな話です。ロシアだけじゃないんですけど、こういうヨーロッパとか中東の国々では、【大統領と首相】と2つのポジションがある国が多いわけです。
 
 
ただ、その国によって、大統領の方が本当の権限を持っているのか、
いや、首相の方が本当の権限を持っているのか?
 
これは【国によって違う】わけですね。
ロシアでは言うまでもなく、大統領が独裁的な権限を持っている。
 
イスラエルではやっぱり大統領と首相がいるんですがここは首相が実質的なトップの権限を持っている。
大統領はどちらかというと名誉職というか、重石みたいな感じなんですよね。本当に政治をやってるのは首相の方なわけです。
 
 
※そういう風に国によって全然違うんですが、今回はどうも【大統領の絶対的な権限を減らして首相の権限を強化してる】
首相っていうか【議会の権限を強化】してる。という内容なんです。
これ随分大きな憲法改正に当たります。ただ首相が鳴ってみた後で、悪い人で信頼を損なう人であった場合は【罷免】できることが強調されていました。
 
※この憲法改正を【国民投票】でやろうじゃないかと、プーチンさんからの提案なんです。
これ随分、大胆な提案だと思われます。
 
もう一つ。今回プーチンさんが提案・指名したのが、新しい首相です。
2⃣新しい首相➡【ミハエル・ミシュスティン】
メドベージェフさんが首相から辞任・総辞職しました。そこで新しい首相をプーチンさんが任命したのがこの方なんですね。
この人は元々は税務長官。ロシアの税務署のトップだった人ですね。
この方ずっと官僚できた人です。ですから政治家というよりも官僚なんですね。
この人を首相に抜擢した。この方はロシアでもほぼ無名だったらしいんですね。
全く無名な人をいきなり抜擢したということです。
 
 
※この事をもって、ロシアも含めて【世界のマスコミ】は、プーチン大統領の任期切れがある2024年。
この後、プーチンさん一体どうするのか?この事に関して、【影響力を保持するための布石ではないか?】という非常にベイグな言い方をどのマスコミもしています。
 
 
◆例えばアメリカのあるマスコミは、【プーチンさんは2024年に大統領の任期が満了したら、今度は首相になるんだ】と。前も1回首相になったことありましたけど。「首相になるんだ」と。その時のために首相の権限を強化したんだ、という見方。
 
◆いやこの後、【大統領の任期を延長できる】っていう改革をきっとやるんだろう、と。だから多分、大統領続けるんじゃないか。という見方もあるし。
 
◆大統領なのか首相なのかそのほか何になるのかわからないけども、【院政】をひくんじゃないか?ということを書いてるところもあります。
 
ここのところは、本当に現時点ではまだわからない。
 
 
※ただ、何故この全く無名の元々官僚でずっときた人をいきなり首相にしたのか?
※首相の権限を強めるという改革をこれからやろうとしている、その強めた権限のポジションに何故この人を持ってきたのか?
ここに何かありそうです。
というのはプーチン大統領が今大統領ですけど、選挙で大統領になった時に【公約】がありました。
その公約というのはこれなんです。
 
【40兆円規模のインフラ投資計画】これをやる、と。40兆円ですから大変な規模なんですけど。
これをロシアでインフラ投資をやる。➝非常に大規模な財政政策。反緊縮。【財政出動】ですよね。
これをやる、と。これは既に公約として出されてたんですが、それを実行しなきゃいけない実行部隊が内閣だった。
その内閣の➡メドベージェフは実現できなかったんですね。
 
【・何故できなかったかというと、ロシア政府内の官僚の抵抗にあったらしいんです。】
これどこの国でもやっぱりそうなんですね。日本なんか完全にそうですけど。
どこの国でも官僚はこんなに大きな、財政赤字になりそうな財政政策はやりたくないということなんでしょうけど。
結局できなかったわけですね。
 
【《ミハエル・ミシュスティン》さんは元々官僚なので、官僚の扱い方はこの人の方が優れてるんじゃないかということなんでしょう】
そこで、このメドベージェフが出来なかった、40兆円規模のインフラ投資をやってくれということのようなんです。
というのは現在のロシアの経済が良くないからなんですね。
 
【プーチンさんが元々大統領になったのが2000年】。
その時にやったのが【大減税】ですね。【フラットタックス】という一律全部所得税は13%という大胆な政策をやって、それが当たったわけです。
 
・この減税によって国民はみんな所得が増加した。と同時に同じタイミングでちょうどいいことに原油価格があがったんですね。
原油価格が上がってくれると、国民の生活はいいので、ロシア経済はいいので、これによって【不動のプーチン人気】になったわけです。
 
・支持率80%という人気になったんですね。その人気の絶頂の時に2014年にソチでの冬季オリンピックがあった。
その最中にウクライナ危機があったわけですね。これはアメリカのネオコンというか。オバマ大統領の時にプーチンを引き下ろすための陰謀があった風に思われるんですが。
 
・これによって、ロシアは西側から【経済制裁】を受けることになります。この経済制裁が始まって以来、ロシア国民の実質の所得が減少しその結果、高かった支持率は今下がってるわけです。
 
➝こういう最中になると。ここでプーチンさんは思い切って憲法を改正し、首相の権限を強めて、さっきの方を首相にして、元々の公約である40兆円の財政出動をやろうとしてる。ということなんですね。
 
 
◎【ここには一体何があるか?】というと、私の見方ですけど、
【プーチンの危機感】があるんだと思うんです。
経済が今アメリカ以外どこも悪いなかで、もしかしたら2020年以降、世界同時不況か、もっと悪くなるかもしれないと言われている中で、ロシア経済、石油価格もなかなか上がらない。プーチンさん独特の危機感があるんじゃないかと思うんです。
 
ですから自分の任期を伸ばすとかなんとかということよりも、とにかくまずロシアの経済を良くして、国民生活を向上されるという【国民の期待に応えなきゃいけない】という、そのために大胆な改革を打って出たのではないかという風に感じています。
 
今日はここまでです。ご視聴誠にありがとうございました。