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【トップ50を公開】今後3年の“大化け期待株ランキング” 3期先までの利益成長率に着目 小型株から大型株まで、億り人たちが保有する株も多数ランクイン

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【トップ50を公開】

今後3年の“大化け期待株ランキング” 3期先までの利益成長率に着目 小型株から大型株まで、億り人たちが保有する株も多数ランクイン

マネーポストWEB



 市場の先行きに不透明感が高まるなかにあっても、

有効な判断材料のひとつとなるのが、企業の「成長性」だろう。

今後どれだけ利益が伸びるのか―業績予想を読み解くことが、次なる「大化け株」を探すことにつながるはずだ。

そこで、金融情報サービス会社・アイフィスジャパンの協力のもと、3期先までの利益の伸び率を予測した「3年後に大化け期待の銘柄ランキング」を公開する。

億り人注目の銘柄とは

“将来大化けする可能性がある企業”が多く

ランクイン

 アイフィスジャパンは、主要証券会社16社のアナリストによる業績予想をもとに算出した「IFISコンセンサス」を機関投資家などに提供するほか、個人投資家向けに「IFIS株予報」をYahoo!ファイナンスなどで掲出する。


 今回は、主要アナリストによる3期先の当期利益予想の平均値である「3期先コンセンサス予想」と前期実績とを比較し、3年平均利益成長率の高い順にランキング。トップ50を別表にまとめた。


「3期先までの利益成長率」に着目する重要性について、グローバルリンクアドバイザーズ代表の戸松信博氏が解説する。


「株式市場は常に“未来の利益”を織り込みにいくゲームと言えます。株価は短期的な業績の伸びや一時的な材料でも上昇しますが、中長期的には利益がどれだけ増えているかに懸かってきます。特に3~5年という期間は企業の中期経営計画に関わるため、経営者や機関投資家も重視している。その期間の伸び率を見極めることは銘柄選びにおいて極めて重要です」


 マーケットバンク代表の岡山憲史氏もこう説く。


「このランキングは短期的な変動ではなく、中長期的な利益成長の持続性の見通しを評価したもの。ランクインした企業は購入・保有する候補として有望と言えます。トップ50を見ると大手企業も含まれていますが、新興市場の中堅企業が目立つ。また、利益規模が小さくても成長率が高い企業が上位にランクインしている。つまり“今は小粒でも将来大化けする可能性がある企業”が多く含まれていると言えます」


 ただし、注意点も付け加える。


「予想値に基づくため、業績の実現性や市場環境の変化には注意が必要です。何より成長率の高い企業が必ずしも株価が上がるわけではないので、投資する際には株価水準や成長の持続性などをチェックする必要があります」(同前)


ランキングから買う銘柄を探す際の「3条件」

 では、具体的にこのランキングをどう活用していけばいいのか。カブ知恵代表の藤井英敏氏は、次の「3条件」で判断すべきだと説明する。


「【1】『業績(成長性)』をこのランキングで確認したうえで、【2】『注目テーマ』に乗っているか、【3】チャートで買いやすい『株価水準』にあるかをチェックして、さらなる株価上昇が望めるかを判断するといいでしょう」


 そうした前提のもと、まずは1位の日本ケミコンから見ていく。


「3条件のうち、【1】業績は言うまでもなく、【2】テーマ性も同社はAI(人工知能)発展に欠かせないデータセンター向けのアルミ電解コンデンサで世界首位と有望テーマに乗っている。【3】のチャートを見ても株価は右肩上がりとなっており、3条件を満たしている」(同前)


 戸松氏も同社を高く評価する。


「AIに電動化、IoT(あらゆるモノがインターネット接続する仕組み)といった波で需要が拡大しており、技術力や参入障壁の高さなどから単なるブーム銘柄ではなく『構造的成長』が期待できます」


 岡山氏は「日本ケミコンは前期の利益が非常に低いため成長率が跳ね上がっており、実現性には注意が必要」としたうえで、2位のSansanに注目する。


「名刺管理サービス最大手で、生成AIを活用した営業DX需要の拡大で継続的な成長が見込めます。3位のLIXILはトステム、INAXなど5社が統合した住宅設備最大手で、成熟企業ながら安定した成長が期待できそうです」


 ほかにも、トップ10のなかでは、藤井氏は5位の太陽誘電、8位のAIメカテックなどに注目。


「前者はAI関連のデータセンター向け部材、後者も半導体製造装置とテーマ性を持ち、3条件が揃っているので、利益成長率に沿ったような株価倍増も期待できると思います」(藤井氏)


 岡山氏もAIメカテックを注目銘柄として挙げている。


次のページ:今後3年の「大化け期待銘柄」ランキング(30~50位)


投資のプロたちも「まだ上がる」と見ている銘柄が

 上位50社には、歴戦の“億り人”ら投資のプロたちがすでに注目していた銘柄も多く含まれる。

 元証券マンで元手94万円を1年11か月で1646万円と17.5倍に増やした個人投資家のかぶカブキ氏が保有する銘柄もランクインしていた。


「6位のブロードリーフ、29位の霞ヶ関キャピタルは保有しており、前者は企業向けクラウドサービス、後者はスピード感のある不動産コンサルタント事業で成長を続けていて、まだ上がる銘柄だと見ています。48位のINTLOOPは、5万人の登録者をコンサルティングの人材として活かす独自のビジネスモデルへの期待が高く、私も最近買った銘柄です」


 なかでも同氏が注目しているのが22位に入ったバイオ創薬ベンチャーのジーエヌアイグループ。


「株価はここ4か月ずっと下がっていますが、私は持ち続けています。中国で慢性B型肝炎患者の肝線維症に特化した初の治療薬が販売の承認待ちで、販売にこぎ着ければ莫大な収益が見込めます。3年後に伸びる会社ランキングの上位に入って当然と言えるでしょう」


 同じくジーエヌアイグループに目を向けるのは、資産1.5億円超の「Bコミ」こと坂本慎太郎氏(こころトレード研究所所長)だ。


「赤字が目立つバイオベンチャーのなかでも同社は黒字で、PER(株価収益率)が10倍前後と割安な点に注目したい」として、こう付け加える。


「成長率の高さだけに目を奪われるのではなく、株価水準を確認して、PERが低くて割安な銘柄を選ぶことが肝心です。そうすれば“高値掴み”になりにくく、より株価上昇の期待が持てるようになるでしょう」


 坂本氏が「PER20倍以下」を目安に割安な成長株として挙げるのが、1位の日本ケミコン(PER7倍台)のほか、9位の住友ゴム工業(同10倍台)、45位のニプロ(同18倍台)など。


「株式投資の王道は“安く買って高く売る”こと。少しでも安いところで仕込むことを心がけてほしい」(坂本氏)

高配当投資の達人・かんち氏「買いたいと思った銘柄もいくつかあった」

 資産9億円、高配当株投資の達人として知られる

元消防士のかんち氏はバリュー(割安)株が主体だが、「ランキングには私が注目して保有している銘柄も多く含まれていて、リストを見て買いたいと思った銘柄もいくつかあった」とする。


「これまでも私が保有する注目銘柄として挙げてきたトリドールホールディングスが12位にランクイン。丸亀製麺を主力に国内外で2000店舗以上も展開していて、優待株としてだけでなく成長株としての魅力があると言えるでしょう。


 ほかにも、24位の日本製紙はPER10倍台と割安で、100株からティッシュやトイレットペーパーなどの自社製品が優待でもらえるので保有しています。35位のタマホームも私の保有銘柄で、低価格で高品質の戸建て住宅に強みを持ち、高配当で優待も拡充しているのが魅力的です」


 さらに、現在は保有していないものの「大きく株価を下げることがあったら買いたい」とかんち氏が注目するのは16位の住友金属鉱山だ。


「国内の金(GOLD)価格は1g2万円を超えており、資源価格高騰が追い風になるのは間違いない。インフレが継続する限り、注目しておいたほうがいいでしょう」


 前出の戸松氏は、17位のpluszero、33位のデジタルハーツホールディングスなどにも注目する。


「前者は自然言語処理に強みを持つAIベンチャーで、コールセンター業務代替や事務作業の自動化などに最適なので、今後飛躍する可能性が高い。後者はソフトウェアの不具合検証(デバッグ)を手がけ、需要拡大が見込めます」


ランキング表を活用する際の留意点

 そのうえで、ランキング表を活用する留意点を戸松氏が説く。


「株式投資に活用するなら、単に成長率が高い銘柄を買うのではなく、その成長が一時的な人気なのか、メガトレンドに乗っているのかを見抜く必要があります。また同じ業種のなかで3年先成長率を比べることで、『業界平均を上回る構造的競争力を持つ企業』が見えてきます。そうした分析をしたうえで、何らかの特別利益による利益成長であったり、長期的な成長につながらない一時的な成長の銘柄は避けるべきでしょう」


 投資の達人たちが説くランキングの見方、

注目銘柄を参考に、企業の成長を見極めていきたい。



※週刊ポスト2025年10月31日号


※投資は全て自己責任です。

※投資はリターンも期待できますが

元本保証はなく、元本割れリスクもあります。

※銘柄選定も自己責任になります。

※投資したい銘柄の将来性や近年の業績や

株価のチャートや値動きなど見て

ご自身が詳細をよく調べてから判断して

検討しましょう。