2025/11/20(木) 6:46配信

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米エヌビディア、株価7%変動も 

決算発表に市場注目


米半導体大手エヌビディアが

2025年11月19日に発表する四半期決算により、

株価が上下に7%程度変動する可能性があると

分析会社のオプションリサーチ&テクノロジーサービシズ(ORATS)が明らかにした。


エヌビディアのオプション取引の影響を受けた場合、時価総額に3200億ドルの変動をもたらす

計算になるといい、

市場からの注目が集まっている。


人工知能(AI)関連で強みを持つ

エヌビディアの足元の

時価総額は約4兆6000億ドル。

ロイターの分析によると、

オプションが示す変動幅は、

四半期決算発表後の1日での時価総額変動として

過去最大となる可能性がある。


ORATSのデータによると、

これまで12四半期における

決算発表翌日の株価変動率は平均7.3%だった。


024年2月の決算発表後には

2760億ドルの上昇を記録した。 


サスケハナのデリバティブ戦略担当共同責任者

クリス・マーフィー氏は

「影響は株価だけにとどまらない」と指摘。

AI関連の設備投資の要となっているため、

関連投資に関して「拡大段階にあるのか、それとも消化モードに入っているのかが判断できる」と述べた。 


AI関連株の上昇の持続性や割高感に対する

投資家の懸念から、

ハイテク分野は足元で下落傾向にある。

S&P総合500種指数の銘柄全体の

時価総額の約8%を占めるエヌビディアの株価は

今年約38%上昇しているものの、

10月下旬に最高値を付けて以降は

約10%下落している。



byロイター

REUTERS/Dado Ruvic