2025年9月29日AM9:25
SmartNews
金(ゴールド)の
1グラムあたりの店頭小売価格(税込み)が
2025年9月29日、史上最高値を更新し、
2万円の大台を初めて超えた。

米国の利下げや
地政学的リスクの高まりを背景に
需要が急増。
中国など新興国の中央銀行が
大きな買い手となっている。
地金商最大手の田中貴金属工業が29日午前に公表した小売価格は、1グラム=2万0018円(税込み)だった。年初から35%も値を上げ、2023年8月に初めて1万円を突破して以来、約2年で2倍になった。3500円前後だった15年前と比べると約6倍に上がった。
埋蔵量が限られる金は希少価値が保たれるため、投資家の不安が高まると「有事の金」として買われやすい。近年は、ウクライナや中東情勢の緊迫化が金の需要を高めた。米国が利下げを再開し、高金利だったドルの魅力が薄れたことも金への資金流入を誘う。
国内の金価格は、ドル建てで決まる国際価格を元に、為替などを加味して決まる。国際価格の上昇に円安なども加わり、この日初めて1グラム=2万円を突破。今月9日に初めて1万9000円台に乗せ、わずか20日後に大台を超えた。
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2025/9/29(月) 9:36
FNNプライムオンライン
【速報】金価格が史上初の1グラム2万円台に突入し
2万18円に…
アメリカで利下げ継続の観測が
金相場押し上げ
①地政学リスクの高まり、
②…解説を見る
国内の金の販売価格の代表的な指標となる
田中貴金属工業の店頭小売価格は、
9月29日午前9時30分の時点で、
前日に比べて78円上昇し、
1グラムあたり2万を初めて超える
2万18円の最高値をつけました。
今月中旬にアメリカが利下げを決め、
追加で金利を引き下げていくとの見方が広がるなか、金の価格は右肩上がりです。
高金利だったドルの魅力が薄れ、
金利のつかない金の需要が増えていて、
田中貴金属工業は
「中東・ウクライナなど国際情勢で
不安要素が多いことも相場を押し上げている」
としています。
プライムオンライン編集部,経済部