日本製鉄は2025年5月24日、
トランプ米大統領が米鉄鋼大手USスチール買収を承認したことについて「USスチールとのパートナーシップを承認したトランプ氏の英断に心より敬意を表す」との声明を発表した。
日鉄の提案は
米国の労働者、米国の鉄鋼業、
そして米国の国家安全保障を守るという
トランプ政権のコミットメントと合致する
としている。
USスチールと日本製鉄のパートナーシップは
「USスチールとすべてのステークホルダー、米国鉄鋼業、さらには米国製造業全体にとって画期的な転機となる」と強調した。
USスチールも5月23日、「トランプ大統領のリーダーシップと何千人もの鉄鋼労働者、米国の象徴的な企業の将来に対する個人的な配慮に大いに感謝している」と歓迎するコメントを発表した。
「トランプ氏は大胆なリーダーで、米国と米国の労働者、米国の製造業のために最善の取引をする方法を知っている実業家だ」とした。
その上で「今後4年間で巨額の投資、新技術、数千の雇用をもたらす日本製鉄との提携を通じてより大きく、より強く成長する」と述べた。
日鉄のUSスチール買収、トランプ米大統領が承認 「計画的なパートナーシップ」
【ワシントン=八十島綾平】
トランプ米大統領は2025年5月23日、
日本製鉄による
米鉄鋼大手USスチールの買収を承認した。
日鉄の買収に
安全保障上の懸念はないと判断したもようだ。
日鉄の発表から1年半を経て、
米鉄鋼大手を傘下に収めるM&A(合併・買収)が実現に向かう。
ホワイトハウス関係者が明らかにした。