【2025年2月10日月曜日】

2025年2月11日 5:36
2月10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は
3営業日ぶりに反発し、15時現在は
前日比142ドル75セント高の4万4446ドル15セントで推移している。決算を発表した一部の主力株のほか半導体株に買いが集まり、ダウ平均を下支えしている。半面、トランプ米大統領の関税政策を巡る不透明感は株価の重荷となっている。
ダウ平均の採用銘柄ではマクドナルドの上げが目立つ。10日発表の2024年10〜12月期決算は既存店売上高が市場予想を上回った。
上昇率は5%前後で、ダウ平均を押し上げている。
ダウ平均は前週末に444ドル安とやや大きく下落した後で、一部の主力株に自律反発を見込んだ買いも入っている。
半導体株の上昇も目立つ。
エヌビディアのほか、ダウ平均の構成銘柄以外では
ブロードコムやアドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)も買われている。
半導体受託生産の台湾積体電路製造(TSMC)が
2月10日発表した1月の売上高(速報値)は前年同月比35.9%増だった。
半導体需要の強さが改めて示され、
関連株に買いが広がっている。
もっとも、ダウ平均の上値は重く、
小幅に下げる場面もあった。
トランプ大統領は2月9日、米国が輸入する鉄鋼とアルミニウムに25%の関税を課すと明らかにした。
市場では「特定の業種に限った関税のため直ちにリスク回避を促すものではないが、関税政策を巡る不透明感は今後も投資家心理の重荷になり続ける」
(SIAウェルス・マネジメントのコリン・チェシンスキ氏)との声が聞かれた。
ダウ平均の構成銘柄では
ナイキや
シェブロンも高い。
半面、アメリカン・エキスプレスや
ウォルト・ディズニーは下げている。
ハイテク株比率の高い
ナスダック総合株価指数は反発している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL1101H0R10C25A2000000/
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配信
(ブルームバーグ):
金相場が2025年2月10日の取引で
過去最高値を更新した。
トランプ米大統領が鉄鋼とアルミニウムの輸入関税を10日に発表すると述べたことで、
世界の金融市場で先行き不透明感が広がった。
金スポット価格は1オンス=2895ドルを超え、
最高値を記録。先週は2.2%上げていた。
トランプ政権が打ち出す通商政策を巡る懸念から、
安全資産需要が高まった。
「金は依然として好調を維持しており、その勢いを止めるものはほとんどない」とウエストパック銀行のアナリスト、リチャード・フラヌロビッチ氏はリポートで指摘。
「本質的に予測不可能で破壊的なトランプ大統領は、同盟国にも敵対国にも関税の脅威を突き付け、ドルから離れ準備通貨の多様化を図るBRICS加盟国に対しては100%の関税を課すと威嚇している。これらは全て金の安全資産としての魅力を高めることを示している」とコメントした。
中国人民銀行(中央銀行)は1月、3カ月連続で金保有を拡大。準備資産の分散化を継続的に進めていることを示した。
中国はまた、大手保険会社10社に資産の最大1%を金に投資することを初めて認める試験的プログラムを発表。これは、最大2000億元(約4兆1700億円)に相当する可能性があると民生証券がリポートで分析した。
原題:Gold Rises to Record High as Trump Tariffs Spur Haven Buying (抜粋)
(c)2025 Bloomberg L.P.
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ddd91002a09a782678839cf955b397335d97f47?source=sns&dv=sp&mid=other&date=20250211&ctg=bus&bt=tw_up
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