モルガンSのウィルソン氏、米ディフェンシブ株の利益確定売りを推奨
Omar El Chmouri、Sagarika JaisinghaniMorgan Stanley’s Wilson Says Take Profits on Defensive Stocks(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-23/SK9ET1DWLU6800
- ディフェンシブの判断「中立」に変更、雇用データ待ち-モルガンS
- ディフェンシブ株は通常、最初の利下げの翌月は軟調に-モルガンS
(ブルームバーグ):
モルガン・スタンレーのストラテジストは
米ディフェンシブ株について、
最近のアウトパフォームにより割高感が出てきたため、利益を確定すべきだとの見解を示した。
マイケル・ウィルソン氏率いるチームは景気敏感株との比較でディフェンシブ株の投資判断を「中立」に変更。年末に向けて株価の重要な原動力となるとみられる雇用関連のデータが「一段とはっきり」するのを待っている状態だと述べた。
ストラテジストはリポートで、「次の雇用統計の結果が分からない以上、ディフェンシブ銘柄の最近のアウトパフォームを利用して利益を確定することは、理にかなっている」と記述した。
過去数カ月は米国のリセッション(景気後退)が懸念される中、ヘルスケアや公益事業など景気下降の影響を比較的受けにくいとされる銘柄に買いが集まった。シティグループのディフェンシブ株バスケットは6月末以降、約11%上昇し、シクリカル株指数の8.5%上昇をアウトパフォームしている。
しかし、先週の
米連邦公開市場委員会(FOMC)による
4年ぶりの利下げは、成長懸念を和らげるのに寄与している。
S&P500種株価指数は利下げ決定後に
史上最高値を更新し、
市場では年内の追加緩和が予想されている。

モルガン・スタンレーのチームはディフェンシブ株について、通常は最初の利下げの翌月に「小幅な」アンダーパフォームになる傾向があるとしたが、3カ月から12カ月の期間では「かなり持続的なアウトパフォーム」を示すと指摘した。
ウィルソン氏は2024年半ばまで株に対して弱気な見方を示していた。23日のリポートでは、業績見通しが明るい大型株を選好する姿勢を改めて強調した。
シティグループやバークレイズなどの他の市場ストラテジストも、特に欧州の景気循環株の見通しについて楽観的な見方を強めている。自動車メーカーや小売業など、マクロ経済要因の影響を受けやすいセクターは、欧州のベンチマーク指数の大きな部分を占めている。
しかし、JPモルガン・チェースのストラテジスト、ミスラフ・マテイカ氏は、債券利回りの低下や業績の下方修正、「魅力的でないバリュエーション 」が予想される中、欧州の景気循環株には引き続き弱気だと述べた。
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
原題:Morgan Stanley’s Wilson Says Take Profits on Defensive Stocks(抜粋)
©2024 Bloomberg L.P.
=======
《余談》
私も、
米連邦公開市場委員会(FOMC)による
4年ぶりの利下げ(0.5%)発表前には
持ち株の米国株が
数日、上昇気流で
高値更新したので
高配当ヘルスケア銘柄を一旦
9月上旬に
3銘柄、利益確定をしています。
9月16日、米ドル円は去年7月以来となる
「1ドル139円台」一時、つけました。
その経過後、
9月下旬の20日金曜日
2銘柄は、買い戻しをしました。
元買値付近まで値下がりしてたし、
前回よりも140円台と円高だったから。
毎月つみたて投資の感覚の金額で
日々、売買してます。
利益があれば利確して
下落調整時に、買い戻す。…ループです。
持ち越し配当金もGetして
保有してる銘柄もあります。
もし大暴落があってもその際には
大量に買い増しする資金を準備してます。