NYダウ、続伸し228ドル高 大幅利下げ期待で最高値更新:日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL1700L0X10C24A9000000/



2024年9月17日 5:26 (2024年9月17日 6:22更新)


NYダウ、続伸し228ドル高 

大幅利下げ期待で最高値更新 


株式


【NQNニューヨーク=横内理恵】

2024年9月16日の米株式市場で

ダウ工業株30種平均は4日続伸し、

前週末比228ドル30セント(0.55%)高の

4万1622ドル08セントで終えた。


8月30日以来、

およそ2週間ぶりに最高値を更新した。


米連邦準備理事会(FRB)の大幅利下げが

米景気を支えるとの見方から

主力株の一角に買いが入った。


FRBは9月7〜18日に開く

米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げを開始し、市場では利下げ幅が

通常の2倍の0.5%になるとの観測が強まっている。


米短期金利先物市場では

0.5%の利下げを織り込む確率が6割を超えた。

前週末は5割だった。


景気に配慮した大幅利下げで、

米経済がソフトランディング(軟着陸)できるとの

見方から先回りした買いが入った。


半面、ハイテク株は全般に軟調だった。


ダウ平均は朝方に340ドル上げたが、

40ドル高前後まで伸び悩む場面があった。


多くの機関投資家が運用指標とする

S&P500種株価指数なども高値圏にあり、

悪材料が出た銘柄を中心に利益確定売りが出た。


ダウ平均では「CHIPS・科学法」の一環として

米国防総省への半導体供給で

新たに米政府から支援を受けることになった

インテルが6%あまり上昇した。


メルクやシスコシステムズ

トラベラーズも高かった。


一方、アナリストが

新型スマートフォン「iPhone16」の需要の鈍さ

を指摘したアップルが下げた。

アマゾン・ドット・コムボーイングも安い。


ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は

6営業日ぶりに反落し、前週末比91.849ポイント(0.51%)安の1万7592.127で終えた。アナリストが目標株価を引き下げた半導体のマイクロン・テクノロジーなどが売られ、エヌビディアブロードコムなど半導体関連が全般に下げた。


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FRB、4年半ぶり利下げの見通し

9月17〜18日にFOMCを開く


米連邦準備理事会(FRB)は

2024年9月17〜18日に

米連邦公開市場委員会(FOMC)を開く。


約4年半ぶりに

政策金利を引き下げる見通しだ。


市場関係者の間では利下げ幅が

通常の倍の0.5%になるとの見方が

急速に強まっている。


金融引き締めの手じまいは

スタートから波乱含みだ。


FOMCの結果と経済見通しは

9月18日午後2時(日本時間19日午前3時)

に公表となる。


その30分後にパウエル議長が記者会見をする。


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為替・金利


米2年債が2年ぶり低利回り  

大幅利下げ観測、円139円台

   

【ニューヨーク=竹内弘文】

2024年9月16日の

米債券市場で2年債利回りが一時、

前週末比0.12%低い3.53%近辺まで低下

(債券価格は上昇)し、約2年ぶりの低水準となった。


9月17〜18日の

米連邦公開市場委員会(FOMC)での

利下げ幅が0.5%になるとの見方が台頭しているため。


外国為替市場では

ドル安・円高が進み、

一時1ドル=139円台を付けた。


139円58銭と2023年7月以来の高値を付けた。


金利先物市場の値動きから

市場が織り込む政策金利予想を算出する

「フェドウオッチ」によると、

米東部時間の9月16日午後4時30分時点で

米連邦準備理事会(FRB)が0.5%利下げに踏み切るとの予想確率が65%、0.25%利下げの確率が35%となった。

1週間前には劣勢だった大幅利下げ観測が

急速に台頭してきた。

著名なFRBウオッチャーである

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの記者は

9月12日の記事で

FOMCは

「利下げ幅を0.25%にするか0.5%にするかの判断

に直面している」と伝えた。


前ニューヨーク連銀総裁のダドリー氏も

9月16日に米ブルームバーグ通信に寄せた論考で、

景気を熱しも冷ましもしない中立金利に早期に近づけるため「0.5%利下げに説得力がある」と主張した。


日米金利差の縮小を背景に、

外国為替市場ではドルが主要通貨に対して下落した。対円では一時1ドル=139円台半ばを付け、約1年2カ月ぶりの円高・ドル安水準となった。


ドル安は実物資産の金(ゴールド)買いにもつながり、国際指標のニューヨーク先物(中心限月)は一時1トロイオンス2617ドルまで上げて最高値を更新した。


大幅利下げが減速感のにじむ米景気を下支えするとの期待感から米国株は買いが優勢だった。


ダウ工業株30種平均は

前週末比228ドル(0.6%)ドル高の4万1622ドルで引け、8月30日以来、約2週間ぶりに高値を更新した。


多くの機関投資家が参照する

S&P500種株価指数も

7月半ばの史上最高値まであと0.6%に迫る。


金融株やエネルギーなど

景気敏感株の買いが目立った。


米証券ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は、

大幅利下げ観測が短期間で台頭したことで

「株はやや買われすぎ、債券は間違いなく買われすぎの状況にある」とみる。


FOMCが実際に大幅利下げに踏み切ったとしても「株・債券ともに売りで反応するという可能性が否定できない」と指摘していた。


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【関連記事】


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《余談》

ダウ平均が最高値更新

めでたくて良いこと


だが、、、


利下げ0.5

期待からのアゲ相場だそうで


世界の投資家の皆さんへ


発表前だけど

期待感から上げちゃうからね?いいよね。


ヘッジファンド達が

発表前に大幅に上げとこ、みたいな。


S&P500種株価指数も

史上最高値まであと0.6%に迫る。


ただ、

AI、IT関連のハイテク株は上げてたから

6日振りに下落。

NASDAQは2桁の下げ。
(利下げ効果で3桁下落は回避してる)

利下げ発表前の

米国市場

騙しあげのようでこわ〜い。


米国株は

一旦、様子見しました。


FOMCで利下げ0.5 


…じゃなかった場合

一体どうなるのさ?


利下げ0.25の場合⇒失望売りに出る、かな。

利下げ0.5の場合⇒材料出尽くし、かな。


FOMC発表後は、、、そうなりそうで


やっぱり、今から買いに出るのは怖いわ。

まだ、まだ、様子見してます。