2024年1月26日(金)


米国株式市場は上昇。


<NYダウ工業株30種平均>
38,049.13ドル(前日比:+242.74ドル高)

<ナスダック>
15,510.50(28.58ポイント高)
取引を終了した。


寄り付きは上昇。朝方発表された2023年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比3.3%増と

市場予想を上回る強さを見せた一方、

インフレの落ち着きが確認されたことで

米経済のソフトランディング期待が高まった。


ナスダックは

決算が失望された電気自動車メーカーテスラ

が押し下げ、下落に転じる場面もあった。

セクター別ではエネルギー、電気通信サービスなどが

上昇。自動車・自動車部品が大きく下げ、

ヘルスケア機器・サービス、保険、半導体・同製造装置が小幅に下落した。


電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)が急落。

前日引け後に発表した決算が市場予想を下回り、

2024年の成長鈍化を警告した。

医療会社のヒューマナ(HUM)は業績見通しが

市場予想を大きく下回り大幅安。

医療費の高騰を理由に挙げ、同業のユナイテッドヘルス・グループも売られた。

コンピューター・ソリューションを提供するIBM(IBM)、航空会社のアメリカン(AAL)は

市場予想を上回る決算内容で大きく上昇した。

航空機メーカーのボーイング(BA)が投資判断の引き下げを受けて下落。

アラスカ航空機の事故を受けた

連邦航空局(FAA)の生産制限により

2025/2026年の生産、納入、FCFの目標達成ができない可能性が高いと指摘された。


半導体メーカーのインテル(INTC)は

取引終了後に決算を発表し、時間外で売られている。

売上高、1株利益(調整後)ともに市場予想を上回ったが、2024年第1四半期の業績見通しが失望された。




最終更新 01/26(金) 06:26 フィスコ