2024年1月26日(金)
米国株式市場は上昇。
寄り付きは上昇。朝方発表された2023年10-12月期の実質国内総生産(GDP)速報値が前期比3.3%増と
市場予想を上回る強さを見せた一方、
インフレの落ち着きが確認されたことで
米経済のソフトランディング期待が高まった。
ナスダックは
決算が失望された電気自動車メーカーテスラ
が押し下げ、下落に転じる場面もあった。
セクター別ではエネルギー、電気通信サービスなどが
上昇。自動車・自動車部品が大きく下げ、
ヘルスケア機器・サービス、保険、半導体・同製造装置が小幅に下落した。
電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)が急落。
前日引け後に発表した決算が市場予想を下回り、
2024年の成長鈍化を警告した。
医療会社のヒューマナ(HUM)は業績見通しが
市場予想を大きく下回り大幅安。
医療費の高騰を理由に挙げ、同業のユナイテッドヘルス・グループも売られた。
コンピューター・ソリューションを提供するIBM(IBM)、航空会社のアメリカン(AAL)は
市場予想を上回る決算内容で大きく上昇した。
航空機メーカーのボーイング(BA)が投資判断の引き下げを受けて下落。
アラスカ航空機の事故を受けた
連邦航空局(FAA)の生産制限により
2025/2026年の生産、納入、FCFの目標達成ができない可能性が高いと指摘された。
半導体メーカーのインテル(INTC)は
取引終了後に決算を発表し、時間外で売られている。
売上高、1株利益(調整後)ともに市場予想を上回ったが、2024年第1四半期の業績見通しが失望された。
最終更新 01/26(金) 06:26 フィスコ