生意気な野郎だと思われたかなぁ。 | 介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

介護職員の本音 「認知症介護を楽しく乗り切ろう」

世間の介護事情や認知症介護についてあれこれ言いあう場。政府だけに頼らず手っ取り早く現場を変えられるのは介護職員です。

最近までは私も薬物療法については否定的な考えでした。

眠剤についても抗精神薬においても…

それで思い切って施設の精神科医師に質問してみました。
;^_^A 超ビビったけど…



「認知症利用者において薬の副作用ばかり強くて、全く効果があった試しがありません」
(⌒-⌒; )
「逆に介護側の負担が増える一方です〜」って……



そしたらドクターもそれについて丁寧に説明してくれました。



認知症もある一定の時期を過ぎると副作用のほうが強く出るのはどうにもならない。
また高齢者は副作用が出やすいから。
また薬を飲んだからといってBPSDが無くなるというわけではないんですよ…

薬の効果を期待する場合で重要なのは早期発見、早期治療がもっとも重要なんです。

世間では薬に対して否定的な意見が多いけれど、何の薬でも厳しい臨床試験を経て現在にいたっています。
日本で薬を処方できるようになるまでには莫大なデータに基づいた結果が今日の医療薬学なんです…





確かに未確実な薬を使用できるほど日本の医療も落ちぶれてはいないでしょうね〜。
(−_−;)
(ビビりながら聞いてみたけれど丁寧に教えてくれました)


最後にこんなことも言っていました。

施設に入居される使用者さんは認知症が進行している方がほとんどです。
また入居される際に今まで服用していた認知症薬や抗精神薬も打ち切られることが大半…
ふたたび症状が悪化して、どうにもならなくなってから薬を再開しても、その時既に遅し…ということがいえるのかもしれませんね。



(・・;)
うまく丸め込まれたのかよく分かりませんが、なんか納得しちゃいました…

厳しい臨床試験のデータに基づいているっていう言葉も何故か納得…………… (・・;)




我々は薬を飲めば何でも良くなると思い過ぎちゃっているのかもしれませんね〜。
生意気な野郎だと嫌な顔せず説明してくれた先生に感謝です。

;^_^A