「私の方がいつ倒れてもおかしくない」
老老介護、体も心も限界
京都市南区の自宅で認知症の夫(89)を10年前から介護する女性(82)はため息をつく。睡眠時間は毎日3時間。「私の方がいつ倒れてもおかしくない」。高齢者が高齢者を介護する「老老介護」の日々に体力や精神をすり減らす。
夜。気が付くと夫の寝間着や毛布が尿でぬれている。おむつやパッドを着けているが、寝ている間に外れてしまう。女性は1晩に2回、夫を着替えさせる。たびたび起き上がる夫。いつ動き出すのか。神経が休まらないまま、夜が明ける。以前は外をうろついたり、寝室の家具に頭をぶつけて流血したりした。
夫は介護保険でデイサービスを週5回、週3日のショートステイを月2回利用する。女性は夫がいない日中に毛布などを洗い、家事をこなす。先が見えない日々。自身も昨夏から神経性の下痢に悩まされる。
「結婚して60年。夫にはよくしてあげたいが、介護殺人のニュースを聞くと人ごとではないと思う。長生きし過ぎたんだろうか」
ネット記事一部抜粋
「長生きし過ぎたんだろうか」
この言葉が胸を刺します……………
長生きしても健康でいられるなら、いつまでも長生きしたい。 私はそう考えています。
100歳になっても、自分の力で歩いて、好きなものを食べ、好きなところへ行き、好きな人と生きる……………
素晴らしいことだと思います。
でも人生の最終段階に入った時、自分の前に老々介護という
問題が立ちはだかったら……………
長く生き過ぎた……………
胸を刺す言葉です