8月も終わり。とっても素晴らしい経験の月でした。
ブラジル北東部の伝統音楽、マラカトゥ・ナサォン。
肩から大太鼓Alfaiaを担ぎ、アベ(Agbe・シェケレ)を振り踊りながら、数百名1チームでパレード、伝統的なお祭り。
日本の故郷のお祭りの様な、何処か懐かしさを感じさせる心地好いBeatを愛して、東京のマラカトゥチームBAQUEBA(バッキバ)を数年演っています。
リオデジャネイロのサンバとは異なり、日本ではまだ広く知られていない音楽ですが、東京、関西、名古屋、富山でも演奏され、毎夏富山県で開催されているワールドミュージックフェス「
SUKIYAKI MEETS THE WORLD」では、全国から集まった合同チームでのマラカトゥパレードが行われています。
この夏、本番ブラジル・ペルナンブーコ州レシーフェから、本場のマラカトゥ、コンペティション優勝チーム「ナサォン Port Rico」のメストレ(師匠、総指導者)の、Chacon Viana(シャコン・ヴィアナ)氏が、遥々初来日!!
アジア初、日本へワークショップに来て下さいました!!!
BAQUEBA代表・廣瀬拓音氏は、ここ数年、現地ブラジルのカーニバル時期に滞在、Port Ricoに参加していて、日本にメストレを招き入れる事をずっと目標に、この夏実現しました。
東京・京都、そしてSUKIYAKIフェスの行われる富山県南砺市でワークショップが開催されました。
初来日の情報を入手した、お隣アジア韓国からも参加者が!!
東京会場
京都会場
ワークショップは、マラカトゥの誕生、ルーツ、宗教、精神、などの座学からスタート。
今まで、映像と音だけで聴いていた、メストレの生の肉声、存在、奏でる太鼓の音、存在を間近で感じ、鳴り響いた瞬間から、一瞬にして全員をレシーフェに連れて行ってくれました。
カイシャ(Caixa・スネア)
じっくり教わりました。数時間では到底足りない濃厚な内容!一日中演りたい。
放たれる歌声、エネルギー、アンサンブル、空気、Vibes
何よりも、太鼓を打ち鳴らす信念、そして、音楽を奏でるスピリットを、地球の裏側から日本にシェアしに来てくれました。
本場のカーニバル前には、参加者全員でカンドンブレの神々オリシャに祈りを捧げ、半日ほどノンストップで打ち鳴らし続ける儀式があるそうです。太鼓を鳴らす、踊り、歌うことは、それほどに神聖なことだと教えてくれました。
生活との密度、生き方そのもの。メストレは正に、太鼓の、祭りの、音楽の神様でした。
今年のSUKIYAKIフェス開催の当日朝は、心配されていた台風も過ぎ去り、パレード直前の雨のち晴れの空には、大きな虹が🌈
ペルナンブーコ州旗の景色が、
富山南砺市に出現!!日本のマラカトゥを祝福してくれた様です。
子供から大人まで、同じマラカトゥを共有する。
打ち鳴らす喜びを伝えに来日してくれたメストレ、メストレを招き入れ、日本のマラカトゥの歴史を刻んだ廣瀬拓音氏、全国のマラカトゥ仲間に感謝です!!
ポルトガル語は私は全く出来なかったですが、言葉を超えた音楽、大きなスピリットを受け取りました。全日程参加したかったです。メストレが来日して下さった様に、敬意を持って、今度は自分がレシーフェへ出向くのが目標です。
Muito obrigada!!!!!Axe!!!!!