時刻は9時を回っていました
思ったより早く仕事が終わり更衣室で帰宅準備をしていたら
「陸斗先生もいかない?」
今年から俺が受け持つ学年の学年主任になった川田先生と晃先生に誘われました
いつもいく居酒屋じゃなく
珍しくカラオケに行くことになりました
今日は金曜日ということもあり混んでいたのですが
あと1組まてばいいようなので
待っていたら
???r(・x・。)アレ???今の綾乃だよな?
受付のカウンターで話をして二階へとあがっていってしまいました
一瞬だったのですが見間違えるはずがない
そう思い電話をしても圏外でつながりません
受付に行き先ほどのこがどこへいったかを聞いて
その部屋に行くと
やはり綾乃と・・・数名の生徒たちでした
「お前らな・・・」
そういって入って行き
リモコンソウサ ( ̄  ̄)ノ〓- - ---* ピッ
曲をとめ
「あほか・・・時間みろ」
「うわ 橘じゃん」
「なに?彼女ときてるの?」
なんでかしらんが彼女はそこにいるよ (なんていえるはずもない
「うっさい ちゃうわ てかお前ら 下に川田先生とかもいて
あとから他の先生も合流してくるで早く帰れ」
そういって生徒たちを帰そうとしてたら
廊下で川田先生にばったり・・・
「(;゚д゚)ァ.... 」
一同の顔が引きつってました
「川田先生 今からこいつら帰宅させるんで
学校に連れ帰るのはやめときません?時間も時間ですし・・・残業これ以上したいですか?」
そう耳元でいい生徒を入り口まで送っていきました
その後カラオケしてても ムカムカ…((o(-゛-;)
結局お開きになったのが午前2時
すぐ綾乃の部屋にいきました
「何 きたの?」
不機嫌そうに髪の毛を乾かしてた綾乃さん
「きちゃわるいか?」
「今日 残業でこれないんじゃなかったの?」
すっごい嫌味
「電話するっていったろ」
そういいながら上着をソファーに置いたらハンガーに掛けてくれました
「早く終わったらね」
「お前こそ何であんな時間に男ばっかのカラオケにいってるんだよ」
「女の子もいたでしょ」
キッチンへ向かった綾乃を見ながらソファーに腰を下ろしました
「数人だけな」
「いつもは9時くらいに終わったら電話くれてたよね?」
すっごい怖い顔しながらコーヒーを目の前においてくれました
「へー りっくんの残業ってカラオケなんだあ 覚えとくよ」
「大人には付き合いってもんがあるだろ」
「綾乃子供だからわかんな~い」
すごい機嫌悪いようです・・・
「だから こうして遅くなったけどきてるだろ」
「別にこなくてもよかったのに」
「あっそ じゃあ帰るわ」
「・・・うん」
玄関まで行き
見送りもないんかよ・・・
「綾乃」
「・・・・・・・」
「おい 見送りにくらいきてくれてもいいだろ」
「・・・・・・・・・」
「帰るぞ」
「・・・・・・・・・・」
返事がないのでリビングに戻ると声を押し殺して泣いていました
「おい」
「帰ればいいじゃん」
手を振り払ってきました
┐(-。ー;)┌ヤレヤレ
「帰れるわけないだろ」
そういって後ろに座り抱きしめて髪の毛を撫でながら謝りました
「綾乃?ごめんな 残業終わったら連絡するっていったのに
最初に約束破ったのは俺だな」
「・・・・・・・」
「でもさ、後輩とはいえ男が多いところに時間も考えずにいくなよな」
「・・・・・・・やきもち?」
「そうだ」
「大人なのに?」
「そう 大人なのに綾乃が他の男と喋っていたらムカつく
だから他の男に笑いかけるな 喋るなっていつも思う」
大の大人が何いってんだか・・・
言ってて自分が恥ずかしくなりました
「ごめんね いつも電話ある時間になかったから丁度誘われたし・・・って思って
いっちゃった綾乃も悪かったよ」
そういって綾乃は泣いていました
「もう泣くな」
「かえるっていわない?」
「いわない」
「よかったぁ」
そういってやっとこっちを向いてくれた綾乃は
泣きながら笑っていました
ぐぅ・・・・・・・
やば・・・俺 カラオケで何にも食べてないや・・・
「( ´艸`)ププ ご飯すぐつくるね」
そういってキッチンに行きご飯を作り出した綾乃
テーブルを見ると紙がおいてありました
何気なしに手にとってみると
綾乃の検査結果の紙でした・・・
「これこないだの?」
「・・・うん」
聞かなくてもわかるよ お前の返事を聞けば・・・でも
「どうだった?」
「また検査入院だって」
「そっか」
やっぱりな・・・
「お見舞いきてよ ケーキもって」
「はいはい っか見舞いいくからもう脱走するなよ」
そうなんです・・・綾乃さん・・・
採血が嫌でよく脱走するんです
病院のご飯が嫌でよくマックを買いにいったり・・・
ちかくの喫茶店へいったり・・・
ほんと検査するきも治すきもあるのか・・・
毎度のことながら・・・・
迷惑な患者だと思います・・・
ご飯を食べながら
「今日さ教頭先生がさお菓子くれただろ?あれって」
「よくくれるよ」
「(゜∀゜;)・゜∵ 」
「汚いなぁ
1年生の時から学校いったら指導室だったじゃん
結構毎回くれたよ あ でも内緒だよ♪もらえなくなるから」
( ´・_・`)餌付けされてんじゃん・・・
そういいながら俺がふいたのをかたしてくれてました
教頭先生は綾乃の家庭事情しってるからか
すごく綾乃には甘い
そしてよく綾乃の性格を知っているのか・・・
お菓子も綾乃が大好きなチョコレートとかばかり・・・
いい年したおっさんが買うのはずかしいだろうな・・・
それから俺が教頭先生の代わりに
お菓子を補充していました・・・・・orz