散らかった家にいるときの行動を振り返って、どれくらい探し物をしているか、数えてみましょう。
朝起きて、まずテレビをつけようとしてテレビのリモコンを、エアコンをつけようとしてエアコンのリモコンを探して計2回。身支度中にきょう着ていく服に合せるつもりでいたピアス、指輪、ネックレスを探して合計3回。
きょうは残業で帰宅が遅くなるので、テレビドラマを録画しようと、DVDのリモコンを探して1回。出かける間際に、携帯電話、財布、定期券をそれぞれ探して3回、いざ家を出ようとして、家の鍵と自転車の鍵を探して2回。
ここで、やっと家を出ることができました。朝だけで合計11回も探し物をしたことになります。
 帰宅して、何はさておきテレビのスイッチをONしようとしてテレビのリモコンを、さらにエアコンをつけようとエアコンのリモコンを探して計2回。同じモノを1日に2回探していることになります。
メイクを落とそうとしてヘアバンドを探し、コンタクトレンズを外してメガネを探して2回。お風呂からあがって、爪切り、綿棒、フットマッサージグッズを探して3回。録画しておいたテレビドラマを観ようとしてDVDのリモコンを探して1回。これも、きょう2回目です。
寝る前に、携帯電話、充電器、サプリメントをそれぞれ探して3回。
さて、合計で何回、探し物をしたことになるでしょうか? 数えてみると20回にもなっています。仮に1つのモノを探すのに2分かかるとして、探し物に費やす時間を計算すると、
2分×20回=40分
なんと、40分もの時間を探し物に費やしていることになります。家にいる貴重な時間のうちの40分を毎日、探し物に浪費しているというわけです。この行動パターンから推測すると、家にいる時間が長くなればなるほど、それに比例して探し物の時間も増えるはず。さらに、この分だと仕事中もしょっちゅうモノを探していると容易に想像できます。会社は、その分も給料を払っているのです。もったいない話です。
片づいた部屋で、モノの置き場所が決まっていれば、そのとき使いたいモノがすぐに見つかります。探し物に費やすムタな時間がなくなり、その分の時間が浮くというわけです。家では好きなことをする時間が増え、会社では仕事がはかどる。この大きなメリットは見すこすことはできません。

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