私は、大阪 梅田芸術劇場での2公演を
観劇させていただきました。

信は、高野洸 さん 三浦宏規 さん
嬴政(漂)は、 両日とも、小関裕太さん

 

幼少の信と漂。
そして、青年になった二人。
二人が木刀を交えるシーン。


息がぴったりで、動きは、
キレがあり、ダイナミック

でもありました。

 

切磋琢磨しながら、貧しい中でも、
助け合い、暮らしてきたのかな。
これから起きる悲劇との対比となるほど、

二人がとても楽しそうに映ります。


息を切らしながらも、
しっかりセリフも発語されています。
さすがです、、。

こういった動き一つ一つをどれだけの稽古を

されたのでしょう、、、。
 

冒頭部分から、既に、稽古の過酷さを

感じつつ、表現に引き込まれます。

小関裕太さん演じる漂。

屈託のない笑顔。

そして、やんちゃな信には

優しい兄のような眼差しを

向けるのです。

 

しかし一方で、

信と同様、上に昇り

つめることを目指してきた

強い意志があることも

うかがえます。

昌文君が現れた時、

漂は、信の存在を気遣いながらも

申し出をうける決意を。

 

それも、未来の目標に向けた

強い意志によるものだったのかな。

 

最後に、二人はまた剣を交え、

ともに天下の大将軍を目指す者として

お互いが強くなって、

再会を誓ったシーンだったのかな。

 

この二人の最後の

熱い剣の交わりのシーンは、

観ているものにも、

気持ちが伝ってきて、

ジーンとしました。


ほどなく、漂が瀕死の状態で
信のもとへ帰る衝撃のシーン。


ここは、大変つらい。。
 

どんなに辛くても、最期は、
信の元へ戻りたかった。


また、信に託すことで、

自分が身代わりにもなった

嬴政の身を守ろうとしたのです


それは、もっと先を思うならば、

漂にとっても、信にとっても

天下の代将軍になる夢を託す、

という事もあったのでしょうか


嬴政が最期に、

信を強く抱き寄せた

その場面は

辛くて、尊くて

言葉になりません。。

 

小関さん演じる漂が、

覚悟をもって任務を果たそうという

意志や

朱凶の剣に倒れ、信の元で

息絶え絶えにも

信に優しく、そして強く語り掛ける

表現が秀逸で。。。

(もう、、良くて、

もう一度言ってしまうけど、

言葉が見つかりません・・)

 

信は、漂と別れた後、

共に夢を果たすために、

漂とまた戦える日を思うことで

自分を鼓舞して鍛えていましたよね。

 

なので、漂との最後のシーンは、

高野さん、三浦さんの演じる信の表現は、

観ていて、大変、苦しかったです・・。

漂を抱き上げながら慟哭する姿。
私には、信が、孤独になってしまった

子供のようにも感じられました。


そして、まるで、自分の一部を

もぎとられたように、、、。

 


今日は、このあたりで、、。

 

またまた、妄想のような感想に

なってしまいましたが(;'∀')、

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。