舞台キングダム  

ついに、ついに、

観ることができました。。。
私事ですが、キングダムへの道を

(不要な)前置きをさせてもらいます(;'∀')
 

帝劇の小関くんをこの目で見たいという気持ちで、

当初、迷うことなくチケットをとりました。

帝劇の舞台は特別。
舞台人として憧れとも言われている場所。

小関くんがとうとうここまでたどりついた。。。

この風景の中にいる。しかも、ゼロ番に立つのだ・・。
行かない理由などない、、、!
その劇場の風景を共に感じたい、、、!
という気持ちがありました。
 

しかし、地方住まいに私にとっては、

自制すべき事も気づかねばならない機会なのだろう。
と、ほぼ、強引に言い聞かせた具合ですが、
チケットは手放しました。
 

今思えば、家庭の方も落ち着かない時期だったので、

行かないでよかったのだろうと思います。
 

なので、観劇された皆さんの感想で

作品の素晴らしさを感じながら、1か月過ごしました。

ようやく迎えた私的な初日は、3月14日 梅田芸術劇場 

 

とにかく壮観でした。。

情報番組などでも紹介されていましたが、

殺陣やパルクールが取り入れられて
原作の世界観を限りなく人間の力で

(人工的なものではなく)立ち上げていくということです。
 

刀の音、
服のこすれる音、
足音、
体が岩にぶつかるような音
呼吸。。
 

耳を澄ませています。

 

刀を振る度に舞い上がる

衣装からでる糸だったりも

戦場の砂ぼこりや

服の綻びで
戦闘の激しさ

をイメージできました。

 

座席を何列かをつぶして広くとった舞台を

客席ギリギリまで使って

激しい闘いをする臨場感もたまらなかったです。

 

舞台装置や

照明の使い方も独特で、
キングダムのストーリーを

より頭にイメージしやすくさせました。


音楽は効果的に、ここ!という場面で
使われて

そして、かっこいい、、、

痺れました。

 

 
照明などの舞台装置や

美術・衣装・音楽・

演出など作品を創るほんとう!に

全てのスタッフさん、
そして、表現する俳優さんという

「プロ集団の技術の結集」でした。

 

舞台上で多くの刀と人が交錯する。
足場も次々と移り、あちこちで

人が倒れていく闘いの場面。

キングダムの世界で、

キャストさん達がその人物に没入した現場。

一つのテンポの違いでも、怪我に繋がりかねません。

また、おそらく、動きや発語など、細かい調整や

議論なども当然たくさんされたと思います。
その空気感が、ドキュメンタリーを通じて、

緊張感や熱量として伝わってきました。

 

今回、初めて、作品を目の当たりにして、

総じて感じた事を言葉にするならば、

「幹」という言葉が浮かびました。

皆さんがイメージするように、
「幹」とは、枝に対する元の部分という意味ですが、
物事の 「主要部分」とか、

「才能、うでまえ」、という意味もあります。

その「幹」を、作品全体と例えるならば、
根幹をしっかりさせるには、

一朝一夕でできること なんて何もないのです。

じっくりと基礎の部分から始め、

芯のしっかりした幹を作り、
磨き上げるまでには 鍛錬が必要です。
 きっと「才能ある」という方でも、

そういった過程を 経ているのだと思います。

その幹を、登場人物の一人一人の

ヒストリーを感じながら演じる事で、
キングダムという「幹」は、

また太くしっかりと育まれていく。


時に、傷つくこともあるし、 

雨風に耐え、折れそうな時もあったり。
やがて、季節が過ぎ、

芽吹きを待ち望む時期がやってきて。

そして、作品が生まれ放たれた舞台では、
「百花繚乱」の如く、

一気に、様々な花が咲き乱れていく。

エネルギーに溢れている世界。

勝手ながら、そんなイメージが

頭に浮かんできました。

そして、劇場まるごと、

キングダムの世界に包まれたように。
一体感のあるカーテンコールまでもが

作品の一部に感じるほど
座席側の気持ちも熱かったです。

長々と書いてしまったのは妄想ですが、
覚え書きとしてこちらに記録しておきます。

お読みいただきありがとうございました。

 

次回は、ネタバレにならないように
 嬴政を演じた小関裕太君のこと、

作品の中で印象的だったところなどを

書きたいなと思います。

 

17日(金)に再び梅芸で観劇予定です。