ドイツ出身の現代アートの巨匠、

ゲルハルト・リヒターさんの展覧会が

東京国立近代美術館で行われています。

日本では16年ぶり、
東京では初めての開催です。

下矢印

ゲルハルト・リヒター展(東京国立近代美術館)

この美術展の模様が、
BSフジ
「アートフルワールド~たぶん、すばらしき芸術の世界~」

で、2週に渡り特集されました。
再放送があるとのことで、
大変おすすめの上質な番組ですので、
ブログに書かせていただきます。
ナレーションは、女優の松本穂香さんです。

 


わたくしアート素人の感想含みで書きました。
どうか、この熱意に免じて
暖かい目で見守ってやってください照れ


再放送は、8月6日(土)
ご覧になってみてくださいおねがい

下矢印


今回、私達の目線と共に美術館を
巡ってくださるのは、俳優の小関裕太さんキラキラ

小関裕太さんは、
表現者として、俳優のみならず、
カメラ、絵画にも才能を持っておられ、
その豊かで個性的な感性は、
私達ファンの心を惹き付けて離さない存在ですお願い

私は応援させていただいて、
まだ1年ほどですが、
絵画、雑貨、文化、語学、映像、演劇
といった切り口で
小関さんの素敵な感性を
共有させていただき、
広がった世界もたくさんあります。

今回も、ゲルハルト・リヒターさんの
作品にどのような印象を
言葉にしてくださるのか、とても楽しみラブラブ

館内を巡りながら、
思慮深さとともに、柔らかな感性で
感じる印象を語っておられます。

そして、案内をしてくださっている
主任研究員の舛田さんの雰囲気もとても素敵です。
静かでいてアートに熱を帯びた時間が流れます。

リヒターさんの作品は、
まるで、
別人が描いたかのような、
様々な毛色の作品が並びます。

リヒターさんの作品は、
作者の主観性を排しても芸術表現が可能か
人間の「見ること」って一体なんだろう、と疑ってみる

という2つの問題意識のもと
表現されているそうです。

目に見えるものは不確実である
(疑ってみる)というとらえ方
とても個性的なとらえ方。


写真を基に描いていくフォトペインティングは、
日常にあるような人物や風景のシーンを
絵画化しているそうです。
そして、あえてメッセージ性をもたない状態で
描いていくといういことが
主観性を排する、という考えのもとに描かれた
ゆえんなのでしょうね。

番組で紹介されている数々の作品の中でひとつ。
「グレイペインティング」の作品は、
表面に様々な道具を使用し、
いろいろな質感で
仕上げています。

小関さんも事前に調べていた時に、
興味を持たれた作品だそう。

リヒターさんが、都市の風景を描いて、
その上からグレーで塗りつぶしたところから始まり、
表層の質感の違いに気づき、
この作品達が生まれたとのことでした。

ここに、具象から抽象の間という流れを感じますね

この作品は、まず、トーンも特徴的なもの。
グレーは、黒と白、それに、青や茶色混ぜて作りますが、
その配合は毎回違い、青が多いと冷たい印象のグレー、
茶色が多いと暖かみのあるグレーと
表情を変えていきます。

グレイのトーンで表すモノクロムは、
若い頃のリヒターさんの
フォトペインティングに似ていて、
図像のないフォトペインティング
との表現をされていました。

質感と色のトーンがおりなす、
シンプルでいながら、大変繊細な
作品という印象を受けました。

番組では他の作品も取り上げていますのでぜひ、
再放送でご覧になってくださいね。

リヒターさんは、29歳まで旧ソ連占領下の
東ドイツで育ち、それが作品を創る時の
思想のベースになっているようです。
 


具象的と抽象の間、という言葉が、
リヒターさんの作品の中で
語られるある種の哲学を感じました。

また、美術館は自分の感性を磨く、
というイメージがありましたが、
感性をリセットするという
歩き方もありなのかなと
新鮮な発想も
いただきました。

後編の内容には、大変、印象的な
絵画の紹介がありました。

それは、また後日。。。

ぜひ、東京国立近代美術館
へも足を運んでみてください。

なお、
東京開催の後は、
愛知県の豊田市美術館でも開催の予定です。

2022.10.15-2023.01.29

私は名古屋住まいなので、10月までお預けです笑い泣き

でも、楽しみお願い

 

BSフジ
「アートフルワールド~たぶん、すばらしき芸術の世界~」

前編の再放送は、8月6日(土)ですラブラブ
もう一度告知ニコニコ

ぜひ。。。