前回の続きを書いていきたいと思います。

 

「M10魅惑の人」

阪本奨悟さん演じる

フレデイ(オーロラ様)のショーは、

華やかさが増していましたラブ

このアングルで、動きがより

立体的に感じました。

 

オーロラ様の表情も

よく見えたように思いますし、

また、立ち振る舞いの

チャーミングなこと!

(しょごさん、実物もきっと

とてもお綺麗でしょうねラブ

 

カーテンで作ったはずのドレスは、

どんな豪華なドレスよりも動きが

輝いているのですピンクハート

 

このドレス、

物語を象徴しているように

感じました。

 

どんなにお金をかけても、

ステイタスがあったとしても

手に入らない、人の暖かさや愛。

 

 ウエスがありあわせで作った、

フレディのステージのために。

なんのしがらみもない心で

楽しみながら

作った1着です。

 

そんな思いも込められて

いるように思いました。

 

そして、そして!

今回の配信で、

最も心待ちにしていたアングル。。。ニヤリ

それは、

 

「引きで、このショー全体を見る事、、、ラブラブ

 

アプステダンサーズ

(勝手な命名です)の

ダンスのすばらしいこと、、、

 

小関裕太さん、

長い手足を

活かしたダイナミックでいて、

かつ、腰、肩、首にかけての

上半身の

美しい、しなやかな動き、ラブ

 

20歳頃からバレエやジャズ

を習っておられたと

以前、語っておられと思いますが、

その日々のトレーニングの賜物でしょうか。

ステージで、輝きを纏いながら

踊る姿は、神。。。キラキラキラキラ

 

(小関裕太さんヲタの目線の

感想をお許しください。。。照れ

 

ウエス(平間壮一さん)

デール(東山義久さん)

体幹凄い、、。

 

ラリー(大嶺巧さん)

ニコッと笑顔でターンがお見事!

 

皆さんキレッキレです。

 

オーロラ様の歌う歌詞は、

ポップできわどいけれど、

時々切ない歌詞もあります。

でも、そんなオーロラの健気な明るさと

アプステダンサーズの楽しいダンスで

観ている側も幸せになるシーン。

おすすめですお願い

 

ちなみに、ショーを盛り上げるための

ラメ(紙吹雪的な)を、

前出のダンサーズが一生懸命に

投げては宙に舞わせています、

その動きがなんだか

かわいいのですおねがい

 

そして、その煌めき映像が引きで

全体で観られて、最高!でした。

(素敵な編集ありがとうございます泣くうさぎ。)

 

また、関谷春子さん演じるヘンリが、

やれやれ顔で箒で

紙吹雪を掃いていますよねW。

掃除しながらもすごい声量で

歌っておられます。

さすがですキラキラ

 

ヘンリやラリーの表情は、

カウンターの場面の中

でくるくる変わります。

 

これも、今回の配信で、

カウンター側の

演者の表情ややりとりが

おさめられているため、

細かいお芝居まで

楽しむことができました。

 

また、音声も以前の配信より、

綺麗になっていたように思います

(素人な表現でごめんなさい)。

音楽やセリフ(小さく聞こえるものも含めて)、

クリアで聞きやすい上に、

音楽は、奥行きを感じる音色に聴こえました。

(ドレスを作ったウエスに、

パトリックが言葉をかけているシーン。

音楽が素敵に流れています)

 

私が、今回気づいた中で、印象に残るのは、

平間壮一さん演じるウエスが、

このバーを買い取ったと明かすシーン。

 

「そんっな、くだらないブランド、だいっきらいだ!」

 

小関裕太さん演じる

パトリックからの言葉が

おそらく、心に刺さります。

 

「でも、本当の我が家は、買えはしない。。」

 

はっとして、何かを見透かされたような、

蓋をして見ないようにしていたものに

触れられたような、

そんなお顔を一瞬のぞかせていたのです。
 

ウエスが抱える闇に深さを感じ、

現代を生きているウエスがいかに苦しみ、

心で泣きながらも、

ひたすら、お金やステイタスという

自分自身ではない

ものに執着して生きてきた。

これさえあれば、、という条件付けで過ごしてきた

ことに、気づかされていくのです。

 

大切なことは、そんな事ではない。。

 

パトリックは知っていたのです。

 

「M-14絆」

歌姫ウィリーの素晴らしい歌声ルンルンルンルン

からのしみじみ、

そして、また明るい

いつものラウンジの光景。

 

デールのしたことも、また、いつものように

受け入れて。

 

ブザーがかたたましく鳴るドアを

ヘンリが、

開けようとしている。

 

ピアノのバディは、

ウエスを促しました。

自分の手にウエスが手を重ねて、

ピアノを弾き、歌います。

 

その楽しい光景。

おそらく、2分足らずのシーン

ですが、その後の悲劇を

より際立たせる演出でした。

 

そして、火災が起こった時、

東山義久さん演じるデールが、

ウエスに近づいてきたときの

狂気と悲しみに満ちた表情、、

彼の蔑まれて生きてきた人生が、

この衝動的な行動に突き動かしたのでしょう。。。

ただ、見てくれるだけでいい、

そう切望してきた人生は

叶いませんでした。

本当に、哀れで言葉になりませんでした。

その表情を、

今回の配信ではっきりを見ることができました

(前回は見落としていたかもですが。。)。

 

ウエスもその表情を

悲壮な瞳で見ています。。

 

火災の後、既に、この世にはいない

パトリックが回想するシーンで。

 

火災の夜、あるタクシー運転手は、

レポーターのインタビューにこう言う。

 

「少なくともこれで、あいつらが着ていたドレスも

焼け落ちたってわけだ。」

 

彼らのアイデンティティまで

焼け落とされたような

侮辱的な言葉に聞こえました。
 

そして、現代に戻り、一人となったウエス。。

カウンターでのシーンは前回の配信でも

観られましたが、

より長くじっくりと観れたような気がします。

 

空っぽになったグラス、カウンター、空虚感が漂った室内、、。

全てが、、空っぽになってしまった。

 

しかし、そこにいたのは、

以前のウエスではありませんでした。

 

お金では買えないぬくもりを知ったウエスは、

愛しい人が残した言葉とぬくもりを胸に

携え、人生を紡いでいく決心をするのです。

 

この作品は、ゲイに差別的な時代が色濃い1970年代

のアメリカのお話ですが、

現代、自分自身の在り方に悩む方にも、

沢山のメッセージを残してくれています。

 

「君が、変わっていくんだ」

 

下矢印下矢印ぜひ、配信で観ていただけたらと思っています下矢印下矢印

 

 

そして、版権の問題などで、

難しいかもしれませんが、円盤化をぜひ

お願いします。

 

なんと!!さきほど、朗報です!!

Blu-ray発売決定ですキラキラキラキラ

下矢印下矢印下矢印下矢印

 

 

ディレクターズカット版の編集、配信に尽力してくださり、

そして、Blu-ray発売をご決断いただき、

作品を創ってくださった皆様へ、深く感謝申しあげます。

 

長く愛される作品になりますよう、また、公演、再演の日を夢見て。

 

演劇の世界が明るい未来で彩られますように、

演劇に携わる方々の作品へ向かうエネルギーが

「全日程公演を完走」という言葉で昇華されますようにラブラブ