はじめに

ヤフオクやメルカリ、ラクマなどのフリマサイト、アマゾンや自社ECサイトでも悪質な購入者が存在します。

私が中古パソコンの販売を主に行なっていることから、パソコンについて具体的に述べていますが、他の商材でも同様のことは起こり得ることです。

以前から、パーツのすり替えや抜き取りなどの詐欺まがいの行為はあります。

その手口は年々、巧妙になってきており言葉巧みに騙されてしまう方もおられるかも知れません。

自分は大丈夫と思っていても相手は騙しのプロです。

その手口を知り、被害に遭う方が無くなることを願い、今回、私の遭遇した事例でご紹介いたします。

 

2022年11月27日

クレーム内容

黄:購入者  青:おかけん

2022年11月24日にヤフオクで落札されたゲーミングPCのドライブの開閉ができないと落札者から取引ナビで連絡。

ドライブは在庫パーツを動作確認を入念に行い取り付け、発送前にも動作確認で問題ないことを確認していたので、多少の不信感はあった。

さらにこの時点でもう返送はしないと言う辺りに強い違和感が。

 

予備のパーツはあるが、不信感があること、内部にアクセスできないように開封痕跡が残るシールを貼付しているが、ここでドライブの交換をすることで開封痕跡の残るシールが破壊されることで、次は内部のパーツにアクセスしても分からなくなることを危惧して、あくまで対応は返品によって行うとの回答をした。

要するに開封痕跡が残っていれば内部のグラフィックボード等の高価なパーツにすり替えなどが行われていた時の証拠とできるが、ドライブ交換で開封させてしまうと次にグラフィックボードがすり替えされ、クレームをつけられてもすり替えの証拠が残らない。

 

 

この返答に対し、返送はできないいと。

セットアップや使用開始により返品できない状態にあると。

発送記録を調査すると連絡があったのが11時45分、到着時刻が11時30分となっていた。

使用開始どころか、梱包を開封するのが精一杯の時間である。

この時点で嘘を言っていることがわかった。

 

 

それでも食い下がって返品しての確認と対応を求めたが、どうしてもというなら代案を出せと意味不明な要求をし出した。

到着時間と使用状況を指摘されたのは想定外だったような態度だった。

 

ここから押し問答が続くので省略するが、返送する労力を使うくらいなら、もうドライブの故障は我慢するとのことを言い出した。

どうしても返送はしないの一点張り。

 

そこまで返送での対応を拒否することに違和感があることと言ってみた。

 

 

「ドライブの価値は2000円程度なので、それと返送する労力とを比較すると合理的でないので、なかったこととする」との返信。

明らかに返送するのが具合が悪いのが取って見える。

2000円の価値より梱包して返送する方が面倒という考えでありながら、クレームをつけてくるのが明らかに不自然。

よく聞く、ドライブをもう1台送らせて巻き上げようという考えが見え見えの詐欺購入者。

 

もし、いう通りにしていたら、ケースを開封して内部のパーツも不良品とすり替え、後日クレームで返品で全額返金されていたかも知れない。

ケースの開封痕跡が残るようにしていたのと、あくまで開封させなかったのが被害に繋がらなかった。

こういう詐欺の場合、数年前なら「素人なんで分からないです」みたいな逃げ方をしていたけれど最近は巧妙にダラダラとそれらしい理屈をビジネス文書風に返してくるのが特徴。

 

その他の悪質購入者の例

事例1

ノートPCのドライブが抜かれて「ドライブが搭載されていない」とのクレームで返品された

 

対応

返品した購入者が「素人なのでドライブの取り外しなどできません」と言い張り、発送前の書庫写真もなかったため、結局、泣き寝入りした。

 

事例2

ノートPCの画面表示が乱れるとのクレームで返品された

 

対応

発送前の動作確認でもそれまでのセットアップ中でもそのような症状が見られなかったため、返送を求めると正常に画面表示できない状態になっていた。高額品ではなかったので返金を行った。

後に分解して調査すると液晶画面の開閉の部分であるヒンジに激しく何度も開閉したと思われる摩耗粉があり接続ケーブルが断線していた。

理由は不明だが、わざと激しく液晶を開閉して壊したと思われる。

 

事例3

ノートPCが10分程度で電源が落ちるとのクレームで返品

 

対応

発送前の動作確認、セットアップ時にもそのような症状は見られなかったため、返品を求めると症状が確認できた。

内部を分解してみるとACアダプターの差し込み内部が破損していた。この状況からACアダプターを差し込んだ状態でどこかにぶつけ、電源回路が壊れ、故障したものと思われる。

 

以上、事例1〜3は過去にあったクレームであるが、購入者から「覚えがない」と言い切られるとただ押し問答が続くだけで消耗するだけなので多少の金銭的リスクならと諦めた。

 

番外編

事例1

商品に電源が入らないとのクレームで返品

 

対応

購入者から「電源が入らないので返品したい」とのクレームで返品。確認すると何ら問題なく起動。その旨を伝えると「僕が電源を入れようとした時は入らなかったんです。本当です。信じてください」と。面倒臭いので返金して再出品した。

 

事例2

商品の発送連絡をした途端に、まだ到着もしていないのに返品

 

対応

どうやらヤフオクで落札、返品返金をしてPAYPAYポイントを現金化したかったらしい。ヤフーの運営に問い合わせたところ、前例がないので当事者間で話し合ってくれとのこと。

落札手数料と商品は下取りという形で返金額の3分の2だけを返金した。

 

まとめ

滅多に遭遇するものではないですが、心無い購入者というのはフリマサイトでも自社ECサイトでもAmazonでもいます。

最初に挙げた最近の事例では明らかに詐欺の手口です。

これらを見分けるためにまず、発送前にできるなら写真で撮影しておきましょう。

また、最初の事例ではケースの開封痕跡が残るようにシールがあったから内部のパーツは大丈夫でしたが、それが無ければグラフィックボードやCPU、メモリーなどを不良品とすり替えられてクレームで返却されていたかも知れません。

パソコンを発送する前にはメモリーやストレージ、ドライブの取り外しがわかるように開封防止シールの貼付やネジに印をつけておくなどしておいた方が良いです。

 

Amazonでこのようなものも販売されていますので活用されるのもいいかと思います。

 

それでも心無い購入者はいますので、多少のリスクは仕方ないかも知れませんが、冒頭のような明らかな詐欺は防ぐことができるかも知れません。

 

また、新たな情報がありましたら共有させていただきます。