新幹線で…びゅわ~ん。
京都から帰る時は…
いつも泣いていたお花畑。
駅のホームに立つ母が…
だんだん小さくなっていくのを見たくなくて…
車で京都駅まで送ってもらったら…
後部座席から転がるように出て…
バイバイ。
それでも…
車に乗っている間中…
涙がポロポロでてた。
なるべく別れる瞬間の時が短くてすむように…
最近は…
見送りはいらないからと言って…
ひとりで家をでるの。
今日は…
いっぱいいっぱい雨が降っていたから…
兄が車で近くの駅まで送ってくれたのだけど…
歩いて5分もかからないところ…
■お花畑のお兄ちゃん■
小さい頃から…
お花畑と違って…
優しくて…
誰からも好かれていて…
頼られていて…
だけど…
くまさんみたいにほのぼのしていて…
大好きなお兄ちゃん。
高校生の時…
痴漢によく合うお花畑がかわいそうだからって…
毎日クルマで学校まで送ってくれた。
大学で…体育会系の部に入っていた兄は…
お花畑を送っていると…朝練に遅刻。
そして…
遅刻したら…
賀茂川を2周走らなくちゃならなくって…
毎朝…毎朝…
兄は一人で走っていたって…
その事を知ったのは…
ずいぶんずいぶん後のこと…
その時…すでにお花畑は大学生になっていたの。
駅について
ありがとうって車を降りたのに…
発進しない…
何回振り返っても…
そこにいて…
お花畑が切符を買って
もうこれで見えなくなる瞬間…
兄が大きく手を振った
車が…ゆっくり発進した
小さくなっていく車。
そんなことしないで…
久々に目に涙がいっぱいになっちゃった。
ほなね。
ほな。さいなら。