Youtube で、拉致問題に関するドキュメンタリー、
Pain with No End を視聴しました。
北朝鮮に拘束されたこともあるという、韓国系米国人ジャーナリストが
北朝鮮による日本人拉致の問題を取り上げた27分間のドキュメンタリーです。
現時点で再生回数は3170回。(少ない…)
横田めぐみさんや曽我ひとみさんらへのインタビューをまとめたものでした。
ドキュメンタリーの内容にはありませんが、
制作したジャーナリストの女性は、2009年3月に中国国境で取材中に北朝鮮当局に拉致され、
労働強化刑12年という判決を受けたそうです。
しかし、この拘束に対しアメリカ官民から強い反発があり、
ビル・クリントン大統領が北朝鮮へ飛んで記者らの解放をもとめたところ、
北朝鮮政府がそれに応じて、同年8月には恩赦という形で記者らを解放したのだそうです。
拘束期間は半年以下ということになります。
一方のめぐみさんは拉致から40年。
対話・圧力をかける国がアメリカか日本か、という違いは
こんなにまで大きいのか、とショックをうけました。
もちろん、北朝鮮で長年過ごし、その国の内情に深くかかわってしまった日本人拉致被害者と
中国との国境で一時的に取材をしていたジャーナリストとでは
北朝鮮が手放した場合のダメージは全く違うものだという事実が、
前提からすでに大きく違ってはいるのだけれど。
アメリカの記者を取り返すために、拘束された記者の名前をボードに書いて立っている人たち。
そんなデモの様子らしき写真を見つけて、この人たちの声が、
クリントン大統領を北朝鮮に送ったんだなと思いました。
長年拉致問題に関心を持ち続けて、
「政府は何もやってないな・・・」なんて思ったこともあったけれど、
もし、私たち国民のほとんどが
【選挙の時に一番重視することが拉致問題】なんていう状態になれば、
一番でなくても
【拉致問題のゆくえを大いに重要視する】なんていう状態であれば、
政治家だっていやおうなしに動いていたはず。
長年解決できていない原因というか、今一つ政府を強く押せていない責任は
有権者みんなにあるように思えてきています。
政府を動かせるかどうかは、国民の関心次第だと思う。
一人で大きい声は出せないけど、黙ってる一人にはなりたくない。
私は私の声として、動画紹介をしてみました。