昌徳宮の見どころの一つは色の鮮やかさです。
天井を見上げると、こんなにカラフルで驚きました。
日本語ガイドツアーの説明によると
定期的に上塗りして鮮やかさを保ち、
いつでも新しく見えるようにしているとのことでした。
実は内心<新しい>塗料の色はいつでも見れそ~なので
どうせなら何百年前の色のままです、ばーん!って
色あせたものの「当時」を感じる外観でもいいのになと
思ってしまったり(笑)
遺産としては新しさより、古さの方に価値がある気がしてならないです。
補修・保全の意味があると思うので塗り直しが妥当なのかな。
写真で楽しむなら鮮やかにこしたことないのでこれでいっか
建物の上部に、謎の「青」という漢字がありました。
これは全くの「謎」で、ガイドさん(チョゴリ着用の美人)は
「なんで(青)と書いてあるのかわかったらご一報を」
と言ってました。
他に、ここに来るまでの門や橋のあたりで
一部の建物は建設当時のものではなく、再建されたものだという話、
なぜ再建されたかというと
豊臣秀吉の遠征で・・・
と、日本語ガイドツアーのツアー客(みんな日本人だよね)
には耳が痛い話でした
ツアーがさくさくと進んで、この一枚しか撮れませんでしたが
一つだけ青い瓦を使った建物があります。 ↓
最初の大きな建物が行事用の建物とすれば
こちらは政治用、王様の執務室にあたる建物だそうです。
この伝統のために、
現在の大統領官邸の屋根も青瓦屋根だとか・・・
いう話を聞いたことがあるようなないような^^; デマだったらすみません。
この屋根はその日の天気によって色味が変わるそうで、
晴天・曇天・雨天の中、最も美しく見える日は
上記写真のような晴天の日なのだそうです
やったね
この赤い色は、日本の寺院の朱色ともまた違う感じがして
珍しく見ていました。
韓国は日本の浴槽に浸かるタイプのお風呂文化ではなく
床暖房(オンドル)が発達していて
床下で薪を燃やして暖をとっていたそうです。
(今もそうなのか?)
宮廷では薪ではなく特別に炭を使っていたみたいで
炭焼き場跡も見学できました。
魔女の宅急便の窯みたいでかっこいい
炭を使ったのは、
宮廷の屋根の内側や天井の美しい色彩を
ススで汚さないためだそうです 納得☆
(まだつづく・・・)