百夜行/東野圭吾
を読みました
注意※ネタバレあり!
東野圭吾を読み始めた頃、何度も読みたいと思いながら
その厚みにビビってしまい 目をそらし続けていた本です。
やっと読みました
この物語は一つの殺人事件からスタートするのですが
作品の中で事件は時効を迎え、解決することはありません。
限りなく怪しい容疑者も 決定的な「クロ」という証拠もなく
~であろう ~あるならば ~だったろう ~なのでは
そんなブラックボックスがとても大きく 読者の想像に任せる範囲が広く
私には新しい面白さでした^^
私の最大の失敗は
「もどかしい、知りたいわ~」
と思い続けながらも 頑張って粘って読めばいいのに
つ、い、 途中(後半で)先に読後レビューのようなものを見てしまったこと。
その時に見たたった四文字のネタバレで ワクワク感を台無しにしてしまいました><。
それでも面白かったので、尚更レビューの先読みが悔やまれます。
これから読む方は絶対に絶対に 何があっても
レビューを読まず あのモヤモヤとドキドキに耐え抜いて欲しいです
と、ネタバレありの記事に書いてどうすんねん
(真相の四文字は伏せます^^;)
↓ どんどんネタバレが始まるので 未読の方は注意です!
全て「クロ」だと仮定して(もちろん私はクロだと思っています)
雪穂怖ぇぇぇ((゚ ゚||||;)
友人の江利子にしたことが許せない▲
そうして一成と江利子を引き裂いたことも許せない▲
でも振り返ってあらゆる犯罪がR&Y二人から見て
言い方が悪いけれどむちゃくちゃながら合理的だったり
やむを得ずと言っていいのかって感じだけどやむを得ない犯行だった中で
この部分だけは雪穂にこれといった収穫がなく
一成への気持ちが真に愛なのか
お金や地位欲しさの愛情フェイクなのかがわからないので興味深かった。
お金も地位(立派な仕事)もあったのだから
やっぱり一成のことを好きだったのかな~と思うけれど
そんじゃ亮司はどうすんの・・・!?と思ってしまう。
もし本当に一成を想っていたのなら
どんな時も心の見えない神秘的な雪穂に
血の通った人を愛する感情があったんだなとわかって
「こいつら許せない!結末でコテンパンにやられますように!」
と思い続けながら読んでいたのに悲壮感漂って後味悪いじゃないの・・・。
それから亮司が殺害した(?)探偵 今枝の彼女が一人残されるのも
不幸で悲しいです。幸せになってね><
ライター仕込まれて高速道路で
居眠り運転(だったっけ?)で事故死した男の件は
あれは事故なのか、実は殺害されたのかもブラックボックスの中。
もやもやしまくるのに、それが面白いというお話は初めてでした。
あと付け加えると
義理の娘への雪穂の励まし(?)方が尋常じゃなくて怖い・・・!!
余計なトラウマ生む気がするんですけど。
それが狙い?!じゃないよねー。ナイナイ。
でも、面白かったです
読んでいる人が多いので 早く感想トークをしたいです^^