ガダラの豚Ⅰ~Ⅲ / 中島らも
を読みました
注意ネタばれあり!!
「 『ブヒ~~~ッ』 っていうくらい 面白いよ」
と聞いていました。
■ ここから先へ行くと、あんた方は悪魔に出会うことになる。
たくさんの人間が死ぬだろう。
悪いことは言わないから引き返すことだ。
ここから進めば、あんた方は”知る”ことができる。
しかしそのために失うものが大きすぎる。
多くの場合、不幸は知ることによってもたらされる。
だから心優しい神は、人間のほとんどを馬鹿者に造られたのだ。■
■ あんたの言うことは正しい。しかし、悲しいかな、
私は”学者”なんだよ。知ることが商売なんだ。■
■ あんたは馬鹿者の学者だ■
■ それは占いの結果かね。ずばり当たってるよ ■
アフリカ呪術に関する研究が専門の民族学者、大生部。
調査地の東アフリカで 長女の志織が熱気球から落ちて死亡して以来
アル中になってしまった彼だが・・・!?
ホンッットに面白かったです。
1巻と2巻のスピード感が3巻もラストまで続けばなあ
3巻だけが失速なんです・・・そこだけー・・・
でも、1~2巻の面白さ
1巻のトリック種明かしの爽快感、
2巻の不気味さ は、文句なしに面白いです^^
変な話ですが、1~2巻は読まないと損!
3巻は、・・・帰国まで、かな?
占いや呪術は 普段はちょっと
離れたもののように感じているけれど
土着の刷り込みのようなもの
知らず知らずのうちに飲みこんでいる迷信なんかを
考えるきっかけになりました