こんな時間にして、ようやく準備が整って。覚書。

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 「ハチミツ」

 晴れの日はいつだってそうさ 何もないけど外に飛び出して
 とりあえず大きく息吸い込んで 背伸びして

 鼻ウタ混じりに歩き出して 向かうのはまたやっぱりいつだって
 ハンドドリップコーヒーの香る 喫茶店
 今日は何を飲もう? …サンドイッチ食べよう

 道すがら考えることは 「僕と君とそして世界の
 愛と平和」なんて格好いいコト 言えたらなぁ…

 でも現実はそんなんじゃなくて ただひたすら君に会いたくて
 明日もこうして晴れたらイイなって 思うだけ
 ちっぽけなもんさ でもそれが愉しい

 今 君に伝えたい 気持ちはもうここにあるけれど
 ありふれた言葉じゃ 全部表せない そう分かってる
 だから 僕は歌う

 シャボン玉みたいに儚くって サイダーみたいに刺激的で
 ハチミツみたいに甘苦くって 複雑だ

 それでこその人生であって 単調な感情が続いても
 そりゃあ確かに面白くもないや 頷いて
 ふと君を思う 暖かくて切ない

 苦しくて悲しい時ほど 笑顔でいれるように
 大切な心を ずっと胸の奥で燃やすように
 だから 君を歌う

 右手で目の前に出来るだけ大きな 円を描き 左手でその先を掴み取る…

 今 君に伝えたい 気持ちはもうここにあるけれど
 ありふれた言葉じゃ 全部表せない そう分かってる
 苦しくて悲しい時ほど 笑顔でいれるように
 大切な心を ずっと胸の奥で燃やすように

 だから 僕は歌う
 だから 君を歌う

 晴れの日はいつだってそうさ 鼻ウタ混じりに歩き出して
 道すがら考えることは ちっぽけなもんで…

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 タイトルはなかなか悩んだけれど、付けてみると「あー、それしかないか」と落ち着いた。

 さてと。

 良い歌。     arlequin