僕はたぶん、すごく迷惑をかけている。今の場所に、僕がいる意味はないし、無意味な圧力をかけてしまっているようで。
温度差。
そういうことなんだと思う。どういう方向性に重きを置くのかという観点において、とてつもない温度差を感じる。
無難に生活できればいい。それも一理だとは思う。
僕は、愉しく、生きたいなぁ。
**********
朝起きると、滅法体調がすぐれなくて、昼過ぎまで何も出来ないままに寝込んでしまった。その後に少しだけ本屋へ。コーヒーとか時計の本を見よう、と。
ソニアさんのショッピングマニュアルはもうあらゆるサイトやブログで書かれていますけれど、一応この3で完結とのこと。まぁ、十分だよねという感じもありますし、次出すなら確かにスタイルを変えてくれたほうが面白いので、そうだろうな、と。
中身はいつも通り。「少しマニアックになりました」みたいになってるそうですが、その辺はそうでもない。「あぁ、そうですよね」ってところが多いし、「うんうん、いいよねコレ」というものばかりだし、実際に常に使っているモノがじゃんじゃん出てるし。
でも、こういう風に纏めてくれるとすごく便利だよなぁ、と思う。飽きのこない構成だし、確かに「うわぁ、これは素敵だなぁ」って憧れることも多いし。
気になったのは…「アーツのジャケット」はまぁやはり定番で欲しいなぁと感じる。あんまり格好良くてしびれたのは「SLのジャケット」、最高に格好良い。こんなの着てたら、まず惚れるよね。他の服は大概「そうだよねぇ」というモノばかりでした。
ルクルトのレベルソは個人的にはあんまり好きではないけれど、良い時計だなぁと思う。IWCのポルトギーゼはやっぱり格好良い、IWCで欲しい時計の一つ。というか、次に欲しい高い時計は実はコレです、色もドンズバ。いつになるかなぁ、たぶん2年後くらいかなぁ。
ドゥ・ラ・メールのバームと、オープンのテープカッターは早々にも欲しいなぁ。あ、そういえば載ってる加賀棒茶は本当に美味しいので、是非お試し頂きたい品。
てなところで。次の本は、平松さんの本。贈り物の本なんですけど……ものすごく素敵。
載せているモノのチョイスも良い(やっぱり御馴染みのが多い)けれど、それ以上に本のコンセプトというか空気が良い。季節ごとにわけて、その季節のモノや言葉を綺麗に紡ぐ。そしてモノと文章と図形が並ぶ。うーん……とっても総合的な本だ。僕が好きなタイプの本。
もう一冊は、紅茶の本。なにやら外国人の方が書いていて。これまで紅茶の本ってピンとこないものが多かったんです。「こう淹れましょう」とか「どれが美味しい」とかかかれていても、「なんかイメージがわかないなぁ」ってずっと思っていて。現実的にも淹れてみると「なんか違うよ」と思っていて。
そこでこの本は革命的でした。まるでコーヒーを今までメリタ一筋で分からないまま淹れていた人間が、急にコーノに出会うような感覚。
装丁や中身の構成、あるいは出てくる(さりげなく写真に出てくるモノ)品々がどれも格好良くて。「あぁ、ようやく納得できる紅茶の本に出会った」という感じでした。やる気が出てくる。
と、こんな趣味の本ばかり。家に戻って本棚を眺めると、「いや、マジで本を買いすぎだよね」と思ったりする。総額でいけば、平気でクルマも良い時計も買えてしまう。……うーん、どうなんでしょうね。
**********
コーヒー。もっと美味しくなった。セミナー効果かどうかは怪しいけれど、様々な実験が実を結んでいるようだ。淹れることも愉しくて仕方がない。
それに比例するように、コーヒーの味のためにカフェに行くことはなくなっている。カフェに行くのは味じゃなくて、空気や場所、そしてヒトが愉しいから。まぁ、元からカフェってそういうもんだろうけどさ。
もっと色んな人に自分のコーヒーを飲んで欲しいと思ってしまうのは、病気だろうか。 arlequin
