なんというか、頬がピクピクと引き攣る。いやー、疲れてるんだろうね、ストレスも。いくら揉み解しても、すぐに引き攣る。




 ぶっちゃけ、オーバーワークだよね。




 なんというか、別にやらなくてもいいんだろうけどさ、性格上やらずにはいられないし。というか、やらないとどうすんのよこの状態さ、みたいな感じだし。




 無理はするなと皆がいう。でも、そういうなら「無理をしなくても良い状況」をお願いだから作ってください、と言いたくなる。




 そして、「そういう状況が作れないのなら、むしろ黙っててください」とも。嫌なヤツですね、僕って。




 どうしてこんなにも。いや、前の職場の本屋も結構ぬるま湯的な場所だったけど。それ以上に、こんなにも「上が保身しか考えていない」職場ってのも珍しい。




 別にね、アバンギャルドになってくれとは思わないけれどもさ。




 もっと、「考えてくれ」と思う。




 って、いかにも愚痴らしい愚痴だなぁ、よくない。よくないけど、あんまり疲れてるから、許してください。




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 工業製品から作家ものまで、様々な食器を見ていると不思議な気分になる。作家ものは確かに好きだけれど、いざ日常でそれをたくさん揃えて使いますか、となるとうーんと唸る。でも、質感や風合いは「出来るならこれで生活したい」と思ったりもする。




 ジレンマはあるのだけれど、僕のスタンスとしてはごくありふれた日常の毎日では、作家ものばかりを使う必要はないと思う。




 ある程度お手ごろであるべきだし、いつでも使えるのが良いと思う。




C O H-TS1


 たぶん、TIME&STYLEや4TH MARKETなんかが目指しているのは、そういう日常なのだと思う。その日常の中に、少しでも心地良いエッセンスを無理なく加えてみましょうよ、という。




 T&Sさんの食器はなんやかやで好きです。もちろん、作りは粗い部分があるし(釉薬のかけ方とか、なかなかに大雑把ですし)、高級感に溢れるかというとそういうことでもない。




 でも、「あ、なんか素敵だな」とか「ん、妙に気持ちいいな」と思わせる空気がある。それが大切なのだと思う。




 デザインデザインしているでもなく、けど野暮ったいわけでもなく。なんだろう、スマートな生活を表現したいというのが、ひしひしと伝わってくる。そういう感覚って、嫌いじゃない。




 4TH MARKETさんもそう。同じ感覚。暖かさとか、生活の丸みを表現したいというのが、目一杯伝わってくる。




 工業製品だろうと、作家だろうと。




 そんな風に作る側の感情だとか、想い、あるいは意志みたいなものが、スルスルとゆるやかに伝わってくるものが好きだ。




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 それがたとえ、何か欠点や欠陥をはらんでいたとしても(T&Sも4THもそんなのはありませんが)、伝わってくるものがあれば、僕は素晴らしいと思うし、それを支持したいと思う。




 モノだけでなく、人も同じかもしれない。




 ここのところ、職場で「うん、素敵だよね」と感じたことが2つある。




 1つは、「人の心を動かし、何かに繋げようとしている人が目の前にいた時(そうすべきだ、と主張していたら、自然とそうなってくれていた)」。




 もう1つは「自らの進退を不安に思いながらも、新しい何かが出来ないかと考えている人と話した時(できたら愉しいよね、と言っていたら、そうしてきてくれている)」。




 純粋に僕は、この2人のいる取引先を、やっぱり何とかしてあげたいと思ってしまう。そして、それが正しいと信じている。




 僕のやりたいことはたぶん、ある意味で伝わってはいるのだと思う。でも、その伝わる先が持っている根本が、どうしようもなく歪んでいて、どうしようもなく怯えている。




 自分は勇気もなく、臆病な人間だと思うけれど。




 そうでもないのかもしれない。




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 詩、書かなきゃ。




 あと一つ。それでとりあえず。




 見つけたい。




 クローバー。     arlequin