コーヒーを飲めば飲むほどに、毎回学ぶことがある。今日は、決めたこともある。隅から隅まで、出来るのならば。そういうことだ。




 紅茶を淹れていて思う。きっと、僕がコーヒーを語ったり、淹れているのを見たり、あるいは自分で「コーヒーを始めたいな」と感じている人は、こういう気分なのだろうな、と。たぶん僕もコーヒーを始めたての頃は同じ気持ちだっただろうに、やはり忘れてしまうこともあるんだなぁ。




 やきもきするんです。「もっと上手く淹れるにはどうしたら良いのか」とか「そもそも良い葉っぱとか、良い紅茶ってどんなんだろう」とか、「やっぱり道具もきっちりそろえたほうが……あ、でも流派とかあんのかな」とか。いろんなことを考える。




 まして「どこの農園のいつの茶葉が」とか「蒸らしのタイミングや、温度が大切」とかそんなこともあるわけで。遠いなぁ、とか感じちゃう。実のところ、コーヒーでは同じことをしてきたのにね、それで十分、「コーヒーが好きです」と言えるようになったのに。




 新しいことを始めるってのは、いろんな意味で大変なんだ、やっぱり。でも愉しくて仕方がないんだけどさ。何年後かには、紅茶もそれなりになっているのかなぁ、たぶんそうなんだろう。




 日本茶(含む抹茶)、中国茶。とりあえずその辺りまでは、全部やらないといけない。出来るなら香木もやりたい。まだまだ、やりたいことはあるんだ。時間がかかるなぁ。




 ということで、今日は気になることとか、なんか書きたいことの雑記。




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・「マスタード」




 マスタードってすごいよね、と思う。単に薄めの塩コショウで焼いた肉につけるだけで素晴らしいご馳走に感じるし、ドレッシングに少し足すだけでアクセントのある愉しいサラダになるし、サンドイッチなんかにも素敵だし、むしろそのまんまマスタードだけでも十分つまみとして成立つのね。




 特に粒マスタードが良いんだけれど。




 この間、親戚にソックリな先輩の友人女史と飲んだときにやはり粒マスタードが料理のディップとしてついていて。僕はためらいなく、粒マスタードを少し食べては酒を飲んでいたのです。するとまぁ、その女史が「そうなんだよねー、これだけで十分酒が飲めるんだよねー」とつまみだしたのは愉しかった。ぶっちゃけ、そうそういない。




 その人はかなり飲んべぇみたいだから、酒好きには良いのかもしれない、と思ったり。




 いずれにしても僕は粒マスタード偏愛です。ディップにこまったら、とりあえずマスタードでいいんじゃないか、と提案したい。困ったらマヨネーズ派は多いだろうけれど、そこに粒マスタードを足してごらんなさい、と。一気に株が上がるぜ、と。




 と、こんなに好きなんですけど、正直研究したことはありません。どこのマスタードが旨いよね、とか言えない現状。だもんで、気が向いてきた感じも少しするので、しばらく目についたマスタードは基本買う、というスタイルにしようかと検討中。いや、まぁ、既にベタなのは買ったので比べていかないとね。




 ということで、旨い粒マスタード(粒以外も良いのですが)をご存知の片、オススメ募集中です。




 ついでに、旨い味噌も。って、方向性がメチャクチャ違うから、なんで味噌やねんって話ですが。味噌も、好きなのよね。ネギを少し混ぜて軽く焼くだけで、酒が飲めるし。






・「名刺」




 名刺を作ろう、と思う。会社とはまた別で、という意味で。どこに配るかとなると話は難しいんだけれど、例えば自分の趣味でどこかの会社や個人やお店と接する時。無論、どこで働いているのかを明確にしたほうが良いであろう時は会社の名刺でこと足りるんですけれど。




 そうしたくない瞬間があるのも事実。




 会社の後ろ盾も欲しくないし、偏見もたてたくないし、ましてや個人として見てもらいたい方が強い場合。




 そんなときのために、名刺があっても良いんじゃないか、と。




 名前。住所。電話番号。メールアドレス。そして欠かせない言葉達。それで構成される名刺。




 そうだな、もう決めた。作ろう。決めたとあれば、さっさと次の空いている休みの時にでも、作って欲しいところに打ち合わせに行こう。ずっと前から、もう決まってるしね。




 さてと、あとはイメージを確立させておかないとな。求める紙質、書体、それと印刷。まぁ、大雑把なイメージは出来てるから、細かい部分はどこまで出来るのか、を話しながらってことになるだろうけれど。






・「プライウッド」




 無垢の木材の魅力は何だろう、と考える。一つは長く使えること。メンテナンス次第では、家具には当然一番良いと思う。風合いが素敵なことも魅力であるし、木材の断面が見えたときの美しさも良いと思う。




 では合板、つまりはプライウッドは良くないのか? そんなことはない、と思う。すごく丁寧に作られたプライウッドは、その断面も美しいし、強さだって無垢材にひけをとらない。状況によっては形を変化させやすいから、より便利なことだってある。重たくないしね。




 合板、とう認識に最近の人は少し差があるように思う。僕が思うに合板、プライウッドってのは板を重ねなければいけない。中が圧縮の木材で突き板を貼るっていうのは、合板じゃない。




 ところがどっこい、このご時勢、正直突き板のモノが多い。勿論スペックを表示すれば、きちんと突き板でっせという表示はしてるんだけれど。家具を見ていたりすると、それを「やっぱり安いわけだよなー、合板だもん」と言ったりしている。なんか、違うよね、と思ったりする。




 突き板のものが悪いわけじゃない。安価だし、軽いし、それはそれで立派な工業物だ。ただ、正直木材の風合いはイマイチ感じない。




 プライウッド。天童木工の長き努力によって、ある意味では日本にはしっかり根付いている部分もあるんだけれど。




 って、こんなこと書いてる理由はというと、iidaのプライシリーズがようやく発売が決まって、素敵ですねと感じたから。iidaはG9にしてもmisoraにしても素敵で、プライも深澤さんのなんとかってのも良い。




 G9は思いのほか使い勝手は悪そうだからもう欲しくなく、misoraは形は好きなんだけどカラーリングで好みが無いので。プライはどの色も素敵だけれど、特にブラウンがとってもカッコイイ。機能的にも面白そうだし。深澤さんのは、完全にカラー勝ち。あの明るいグリーンは最高に素敵だ。




 なんだろう、プライは自分で使いたいイメージ。そして深澤さんのグリーンは、誰かに使って欲しいイメージ。




 プライの実機が並び始めて、落ち着いたら替えようかな。来年の頭くらいだろうか。






・「具現化」




 この間、アパレル系会社の社長さん(良いおじさんだ)と話をしている時に、イメージの話が出た。




 夢とか、やりたいこととか、先をイメージすること。そしてそれをどれだけ具現化できるかということ。




 ある程度の括りを決めて、どんどん距離を詰めるように、あるいは山を登るように、イメージを積み重ねていって、そこに具体的な行動を付与していく。




 学生時代から、自分の大切なことにはずっとそうしてきた。目標を定めて、期限を設けて、手段を模索し、イメージのステップを踏むように、一つ一つを具現化させていく。




 もちろんその過程において、目標が多少変わることもあればイメージは少しずつ流動的にもなる。でも、辿りつく結果は常に悪くないものだった。




 社会人に近づくほど、そしてそうなるほど。いわゆるそういうプロセスや意図や、それに基づく自分の将来像を話したところで、頷いてくれる人はほとんどいなくなった。それはもしかしたら、僕が青すぎるのかもしれない、とすら思っていた。あるいは周りがもう、イメージというものを大切にしなくなったのか、と。




 でもそのオジサン(って、失礼かなぁ)と話していると、それで間違いじゃないことに気付く。まず目の前にいるこの人は、そうして生きてきた人なのだと知る。それがどういう成功で、周りからの評価が絶大かどうかはともかく、とにかくこの人はそれで楽しんでいるし、僕から見ても悪くない生活をしている。金銭面でも、純粋な生活面でも。




 ということはこのプロセスは間違ってない。僕のやり方も、ある意味では間違っていない。




 ただし、という言葉がそこにはあった。




 「すごく、勇気が必要なんだ。君も、それを持たなくてはいけない。何にも恐れない、勇気」と言われた。それはずっと感じていたことだった。




 勇気を出して踏み込んだとき、確かに物事は動き出してきた。これまでも。だからこそ、その重要性は身に染みて分かっている。そして、その怖さも知っている。出来る限り正しいタイミングで、その勇気は使わなくてはいけないのだ。




 僕は今、それを小出しにしている状態だ。でも少しずつ積み重ねている。




 ステップを踏む。周りからなんと言われようが、踏み外さないように。






・「夏休み」




 来月の頭あたりに遅い夏休み。うーん、ずっとどうしようか悩んでいたのだけれど、可能ならこうしようという計画が定まった。




 結構過密スケジュールになるんだけれど、全部出来たら最高に良い経験になる夏休みとなる。




 夢の国に行き、素朴な場所に行き、気になっている地に赴く。んー、すげぇ過密。




 でも、アリかな。






・「恵比寿」




 次の休みには、いつものメンツで恵比寿に遊びに行くことに。美術館を見て、ついでにという感じだけれど。どこに行こうかなぁ、と想いをめぐらす。




 これから仕入れなければいけない、アレとコレとソレ。どれも実は恵比寿なのですよね。




 アレ、は来月にでも。コレも来月終わりにでも。ソレ、はたぶんオーダーで年内ギリギリくらいなのかな。






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 別に僕は誰か総理大臣になろうが良いんだけど。




 なんやかやで鳩山さんは頑張っているよね、と思う。いろんなスピーチをしていることが現実に出来るかどうかはともかく、理論や倫理的には間違ってないように思えるし、少なくともなんもないよりは面白い。




 あー、家具欲しい。てか今年の頭からずっと言ってるなぁ、コレ。




 ガラス戸の、木製のキャビネットというか食器入れ。




 どこかで安くないかなぁ。無印は小さいか、結構高いかだし。IKEAは微妙に使いづらいし。




 あれか、ニトリか。お、値段以上のニトリか。あるいは多慶屋。




 作ってもらおうかな……アソコか、アソコに。でも、どっちも高いか。     arlequin