ある割り切りをすることで、何か変わることもある。




 僕はとにかく自分が愉しいようにやろうと思う。それ以外はただ黙々とやる。




 愉しいときにだけ、自分の感情を出し、精一杯のことをしよう。




 勉強、そして誠意。




 そういうことだ。




**********




 やっぱり村上春樹さんの1Q84は3部が出るのです。確定。まぁ、いかに初めは出すつもりなかったとか言おうが、あれで3部がなければオカシイわけで。期待しております。




 と、それはさておき。テンションの上がる時間です。ここ数年はギャルソンやDIGAWELやアーツ&サイエンス、それと変わらぬ定番や少し目新しいところなんかがワードローブに加わる常連でした。




 そこに、新しく中枢が加わります。素晴らしい。さっさと、ファーストシーズンから手をだしておくべきでした。




C O H-ブロカント


 ブロカントアンティークス。ファーストシーズンから気になっていたものの、「えーでも、なんか今流行りのクラシック系っぽくてなんだかなぁ」とか斜に構えてたわけです。……もの凄く、猛反省。




 先日恵比寿を訪れ、「とりあえずね」とか言いながら見てみると……すごい、素晴らしい。デザイナーの意志も素敵だし、服に対する姿勢もすごいし、なにより拘りが異様。




 シャツの運針を見ていると、「そのシャツの運針はすごく細かくしてます。あまりに細かいので縫い直しもきかないし、工場からはすごく嫌がられるんですけど」と解説が入り、生地の密度や織りを見ているとそれ相応の話が加わり、デニムを見ているとまた普通は言ってこないポイントを、きちんと見ているのを知って話してくる。




 ものすごい、服が好きみたいです。って、当たり前か、作ってるんだし。




 秋冬モノが並ぶ中、僕が今回手にしたのはファーストシーズン(去年の秋冬)のシャツ。一枚だけ、残ってたのを頂きました。このシャツ、すごい。まずアーツでコレを作ろうとしたら確実に3万後半コースでしょうか。




 生地の密度がハンパじゃない。一見薄手に見えるけれど、打ち込みが多いのでかなりしっかりしてくれている。そしてフォルム、これもとても綺麗。体に沿いつつも、適度に余裕を持たせていて。ノーカラーでラクダシャツみたいな形なのに、全くだらしなくない。むしろシック。




 そして運針、というか縫製。綺麗です、とっても。ピッチが細かく、曲がりなどもうまく。総ての部分の縫製が手を抜いてない。もはや、その縫製のステッチワークそのものが、服の良さとなるように際立っているくらいです。




 後染めなのに光沢が美しく残る生地、染めも丁寧で変なムラもないですし。とにかく着て、気持ちいい。




 久々です、こんな風に袖を通して驚いたのは。あまりにも好きで。




 シャツだけじゃありません。コートやカットソーも良い。そして、ニット。ニットが恐ろしいくらいに良い、しかもリーズナブル。パンツの出来も細部まで面白いくらいにこだわっていて、愉しい。革モノに関しても、独特の空気があるし。




 とにかく、人もモノもここはかなり面白いです。これからしばらく、ブロカントさんにはお世話になろうと思います。服好きは、是非。普通じゃない面白さが、あります。




**********




 コーヒーを淹れる、ちょっとだけ久々。兄も淹れて、遊びながら。兄は~風ということで、すごく濃くでもすっきり甘いように淹れる。まぁでも、家で現実的に飲む淹れ方じゃない。一杯分に豆を使いすぎだ。




 僕は僕で、いつものように好きなコーヒーとして淹れる。




 やっぱり美味しい。なんだろう、良いな。




 思えば、最近はいろいろと考えすぎて、そして飲みすぎていてコーヒーを楽しんでなかった。




 大切な要素なんだな、と再認識する。     arlequin