ある割り切りをすることで、何か変わることもある。
僕はとにかく自分が愉しいようにやろうと思う。それ以外はただ黙々とやる。
愉しいときにだけ、自分の感情を出し、精一杯のことをしよう。
勉強、そして誠意。
そういうことだ。
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やっぱり村上春樹さんの1Q84は3部が出るのです。確定。まぁ、いかに初めは出すつもりなかったとか言おうが、あれで3部がなければオカシイわけで。期待しております。
と、それはさておき。テンションの上がる時間です。ここ数年はギャルソンやDIGAWELやアーツ&サイエンス、それと変わらぬ定番や少し目新しいところなんかがワードローブに加わる常連でした。
そこに、新しく中枢が加わります。素晴らしい。さっさと、ファーストシーズンから手をだしておくべきでした。
ブロカントアンティークス。ファーストシーズンから気になっていたものの、「えーでも、なんか今流行りのクラシック系っぽくてなんだかなぁ」とか斜に構えてたわけです。……もの凄く、猛反省。
先日恵比寿を訪れ、「とりあえずね」とか言いながら見てみると……すごい、素晴らしい。デザイナーの意志も素敵だし、服に対する姿勢もすごいし、なにより拘りが異様。
シャツの運針を見ていると、「そのシャツの運針はすごく細かくしてます。あまりに細かいので縫い直しもきかないし、工場からはすごく嫌がられるんですけど」と解説が入り、生地の密度や織りを見ているとそれ相応の話が加わり、デニムを見ているとまた普通は言ってこないポイントを、きちんと見ているのを知って話してくる。
ものすごい、服が好きみたいです。って、当たり前か、作ってるんだし。
秋冬モノが並ぶ中、僕が今回手にしたのはファーストシーズン(去年の秋冬)のシャツ。一枚だけ、残ってたのを頂きました。このシャツ、すごい。まずアーツでコレを作ろうとしたら確実に3万後半コースでしょうか。
生地の密度がハンパじゃない。一見薄手に見えるけれど、打ち込みが多いのでかなりしっかりしてくれている。そしてフォルム、これもとても綺麗。体に沿いつつも、適度に余裕を持たせていて。ノーカラーでラクダシャツみたいな形なのに、全くだらしなくない。むしろシック。
そして運針、というか縫製。綺麗です、とっても。ピッチが細かく、曲がりなどもうまく。総ての部分の縫製が手を抜いてない。もはや、その縫製のステッチワークそのものが、服の良さとなるように際立っているくらいです。
後染めなのに光沢が美しく残る生地、染めも丁寧で変なムラもないですし。とにかく着て、気持ちいい。
久々です、こんな風に袖を通して驚いたのは。あまりにも好きで。
シャツだけじゃありません。コートやカットソーも良い。そして、ニット。ニットが恐ろしいくらいに良い、しかもリーズナブル。パンツの出来も細部まで面白いくらいにこだわっていて、愉しい。革モノに関しても、独特の空気があるし。
とにかく、人もモノもここはかなり面白いです。これからしばらく、ブロカントさんにはお世話になろうと思います。服好きは、是非。普通じゃない面白さが、あります。
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コーヒーを淹れる、ちょっとだけ久々。兄も淹れて、遊びながら。兄は~風ということで、すごく濃くでもすっきり甘いように淹れる。まぁでも、家で現実的に飲む淹れ方じゃない。一杯分に豆を使いすぎだ。
僕は僕で、いつものように好きなコーヒーとして淹れる。
やっぱり美味しい。なんだろう、良いな。
思えば、最近はいろいろと考えすぎて、そして飲みすぎていてコーヒーを楽しんでなかった。
大切な要素なんだな、と再認識する。 arlequin