すごく、疲れた。別にたくさん働いたわけでもなければ、緊張したわけでもなければ、疲れる要因なんて見当たらないんだけれど、とにかく疲れた。あ、でも思えば休憩取ってねーや、今日。そりゃ、疲れるよね。




 こと、最近は疲れるけれど忙しいとは思わなくなった。忙しい、という言葉自体になんだか違和感を感じるからだ。




 心を亡くすほどの何か。そんなことってあんまり無くなってきたのかも知れない。あるいは、もともと亡くすような心が無いのかもしれない、その辺はよく分からない。




 ここんとこ、何も抑揚なく、つらつらと日々を過ごす。今月の終わり辺りに、唯一ちょっと楽しみにしていることがあるから、ひとまずはソレを目標に暮らしているような。




 ソレが終ったら、また何か探すのかなぁ。どうなんだろう。




 誰かとゆっくりと話がしたい。沈黙も多くていい、内容もそれほどこだわらなくていい。とにかく、話がしたい。




 でも、なかなかそういうのに付き合ってくれる人はいない。無駄な、時間にも思えるから。




 さてと、今日は雑記。




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・「逆」




 ついぞこの最近までなぞっていた道。それが急に逆になることがある。あれよあれよという間に、道は姿を変え、まるで方向転換を強いられた列車のように、抗いようのない力によって逆になる。




 逆になればなるほど、分かることもあれば感じることもある。道は一つじゃないということを知ることになる。




 一つじゃないとして、道は幾つも提示されているとして、どの道を選ぶべきでどの道が正しい道なのか。




 間違っていれば、逆を辿ればいい。でもそんなことを言えるのは、ある程度までだ。ある、程度。




 逆を辿ることは、大いに体力を使う。それと同時に神経も削られるし、あらゆることが消耗する。




 


 逆。






・「ティー」




 さぁさ、お茶を淹れましょう。




 金色に輝くような煎茶がよろしいでしょうか。それとも、もっと古風に抹茶を点てましょうか。




 さぁさ、お茶を淹れましょう。




 空気が引き締まるような珈琲がよろしいでしょうか。それとも、もっと優雅に紅茶を注ぎましょうか。




 さぁさ、お茶を淹れましょう。






 Tea。Tea。Tea。






 マルコポーロの道を辿り、エチオピアの子供達と戯れ、千利休に想いを馳せて、日本を香る。




 さぁさ、お茶を淹れましょう。






・「ベクトル」




 方向と強さ。




 少しずつ傾く方向。少しずつ弱まる強さ。




 かといえど、何処か別の方向に向くでもない。




 探しても良いのかもしれない、新しいベクトル。




 でも、探す気は起きない。




 このベクトルが力を失ったならば。




 しばらくベクトルはいりません。ゼロのベクトル。




 まっすぐ。




 とにかくまっすぐ。




 そんなベクトル。




 先が見えない。




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 ちょっと勉強しなきゃいけないことがあったのを、すっかりと忘れていて焦る。結構、時間ないじゃんよ。




 まぁ別に、すぐにどうこうしなければいけない話ではなく、猶予自体はあるのだけれど。




 それに、ペーパー的な何かを憶えることはやたらめったら得意だし。




 でも、やる気が起きないのは問題だ。




 将来的に必要だからとはいえ、その中の一つがなくなると、ちょっと萎えるよね。




 勉強、しよ、少し。     arlequin