なかなか、時間は過ぎない。かといって、あっと言う間に時間が過ぎて、何がなんだかうやむやになってしまうのも、望むことではない。
様々な面で、考えたことがある。「あぁ、こんな風にして、やっぱり人は大きくなっていくんだ」と思うこともある。
これまでの自分に辟易してしまう。今なら、全く違う意識を持てるのに、と思う。
失うことによって、変わることがある。
でも、どうせなら失う前に変われればよかったのに、と思う。
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音楽に救われることがある。頭の中で鳴り響く歌がある。
でも気付けばそれが、自分の歌だったことに驚く。自分で自分を、揶揄しているのか。あるいは、鼓舞しているのか。
しかしながら、その歌を、出来ればまた歌いたいと思う。
かつて、「いつか誰かに歌いたい」と思って作った歌だけれど、その誰かが今は分かっただけに。
こんな日々だと、胸が痛くなる。
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「つながり」
世界に生まれ落ちた瞬間 総ては決まっているのかなぁ
出会いや別れ 愛の行方も巡り巡っているのかなぁ
あがいて出来ることなど たかが知れているかもしれない
だから時には 胸が軋んだり 眠れなかったりするんだけれど
心配すんな 焦んなくていいんだ 今 戸惑いすれ違おうとも
時を待つんだ 信じてみるんだ いつか自然と交差する
そうだ 確かな繋がりを 僕らは目にするんだ
偶然もある 必然もある そんな日常だって嘘じゃないだろう
運命変える術なんてのは 誰も持っていないだろうが
それでも僕らは想いの限り 多くを選ぶつもりで
過ぎ行く日々を 流れる日々を ただあるがまま生きるしかなくて
言葉にならない 想いもあるんだ だから優しく抱きしめあう
大げさじゃなくて 信じているんだ もっと触れあい分かち合える
そうだ わずかな時間でも 僕らは深まるんだ
形創られるものが総てじゃない だけど形ないものが総てでもない
僕らは寄り添い それを証明する
心配すんな 焦んなくていいんだ 今 戸惑いすれ違おうとも
時を待つんだ 信じてみるんだ いつか自然と交差する
言葉にならない 想いはあっても 抱きしめあう 分かち合える
そうだ 確かな繋がりを 僕らは手にするんだ
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自分に言い聞かせているようだ。でも、無意味なことかもしれない。
この歌が、歌える日がくればいいなぁと想う。
あの人にむけて。 arlequin