何でもないようなことが、何でもないような時間が、素敵だったりする。




 特別なことがあったり、特殊なデキゴトがあれば、それが素晴らしいのは当然のことだ。




 でも、そうでない時。特別でもなければ、特殊でもない時。いわば、日常の一時。




 それが落ち着いたり、どこか心が温まったりすると、特別よりも特殊よりも実は素晴らしい瞬間になるように思う。




 そんな日々になればいいなぁ、と思う。




**********




 すごく久しぶりにDIGAWELさんを訪問。コートを買って以来。まだまだ秋冬モノもモノによっては残っていたり、新しいモノが入っていたり(スポットとして)。




 また店員さんが変わっていて、本当に変化が早い。もう店長さんはほとんど店に立たないみたいだけれど、また機会があれば顔を合わせたいなぁと思ったりはする。




 オープンして以来、店も商品もどんどん変化をして、それは相応に賛否両論も招いて、ある人は去っていっているだろうし、ある人は近づいているかもしれない。変わらぬ距離感でいられたら、良いなぁと思う。




C O H-ジップ


 そんな中で、初期からの定番の形。ジップ付きカットソー。今回はスポット的にブラックがリリース。




 生地は相変わらず柔らかな生地で心地良い。微妙なサイズ感も、これは変わらず。色も単純に黒々しいわけではなく、墨黒と濃紺の間のような、なんとも表現しがたい色味。こういう色感は本当に上手いと思う。




 変わらない良さ、でも実はそこに隠れている変わった良さもあったりします。気がつく人はニンマリとしていればいいし、気がつかない人も無意識に感じられればいい。




 このカットソーは本当にお役立ち。色を変え、定番的に作ってくれていることが嬉しい。次は何色を出してくれるかなぁ。個人的には、緑系とか茶系が欲しかったりもするけれど。




 秋冬のスポットはこれだけでなく。




 ずっとお願いしていた、初期のタイプの生地(2種類ありましたが、堅いほうでなく柔らかいほう、洗うほどに味が出る生地)でシャツが復活です。サイズは現行のサイズ感なので、全く同じではありませんが。




 襟や折り伏せ部や、刺繍の有無などの変化はありますが、やっぱりあの生地は好き。着ていて楽だし、手が伸びる。価格が据え置きなのも、凄いこと。フルオープン、プルオーバーとしっかり出てくるそうなので(プルオーバーは遅れているそうな)、あの頃の生地が好きだった方、是非。




 僕も必ず、買います。枚数は結構作ってくれているみたいですが、あのタイプは好きなかたも多いので、あっという間に無くなる気もします。




 来年の春夏も、また楽しみですね。ゆったりと、通っていけたらと思います。




**********




 僕はある程度自分が好きなように言葉を紡げるつもりだけれど(あくまで、自分が好きなように)、本当に紡ぎたい言葉は実は紡げていないのかもしれない。




 言葉は、単純だけど力がある。




 言葉が欲しい、そして言葉を発したい。     arlequin