「そういう感情は抑えても仕方ないんだよ」と随分年上の先輩から、言われる。もっともだよなぁとは思う。でもその人は同時に「相手のことを考えるのが大切だ」とも言う。どちらも正しいと思うし、別に相反する事項ではないと思う。
でも時によって、それが相反してしまう時がある。それって辛いことよね、と思う。
僕は常に思考の中心に抱えている事柄として「正直に生きる」ということを持っている。さらにいえば、「叫びたいことがあれば、素直に叫ぶべきだ」とも思っている。様々な観点、それと長期的視点かたすれば絶対にそのほうが正しいと信じているし、そうありたいと思う。
でも、出来ないこともある。それはつまり、「僕のために」言えば正直に叫ぶのが正しいとしても、「誰かのために」言えば正しいとは限らないからだ。
真っ直ぐなエゴイストになれればラクかなとも思う。今の僕はつまるところ、面倒臭いエゴイストなんだな。
って暗い感じはおいておいて、今日の誰かの笑顔でも想いながら、楽しく暮らそう。
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鎌倉では、些細なことも楽しめた。それはやはり、他の女史2人のおかげなのかもしれない。とても賢い人達だし、逆にとてもおバカな人達でもある。でも、そのバランスが心地良いわけで。
僕は、自分が「友達」と思う範囲がすごく狭いけれど、よく合うこの人達は(他にもそりゃいるけれど)、結構本当に「友達」なんだろうなぁと想う。
こんな小さなモノでも楽しめるのが、雑貨好きの良いトコロ。

雑貨屋(というかコーヒー雑貨屋みたいなもんか)doisにて。オリジナルのコーヒー豆グラス。記号化されたようなコーヒー豆の柄がバラバラと散っているんですが、これがひってもん可愛い。グラス自体も大きくなく、手に包まれる感じのサイズがまた良くて。
アイスラテを素直に入れても楽しいし、ミルクだけでもいいし、あわよくばサイダーなんかも面白い。あるいはアップルジュースなんかも色合いが豆の柄と相まって綺麗かもしれない。

同じくdoisにて。哺乳瓶なんですけれど、普通のビンとして購入。これがまた可愛い。水を差して一輪挿しでもアリだし、単純においておくだけでも絵になる。あるいは、小さなビーズやボタンなんかを入れてあげても綺麗かもしれない。あとはロック状のポプリみたいなのも素敵。
なんでもない形なんですが、置いてあると綺麗。そういうものって、意外に多いモンですよね。
ビンに惹かれます、かなり。ビンがズラーっと並んでいるだけで、やたらに心がときめきます。それは鎌倉でも女史片方と熱くなっていましたが。「ビンってさぁ、それだけでグッとくるよねー!」なんて。
些細なことでも楽しめる。それって素敵なことです。
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今日は、よく頑張ったと思う。仕事ですごい成果をあげたとかそういうんじゃないけれど、少なくとも一日笑顔でいられたってのは、頑張ったと思う。そんなこと、とも思うけれど。でも、今の僕にとってはそれが一番に難しくて、一番に大切なことだから、出来てよかったなぁと思う。それで、とりあえずは十分。それ以上は、また明日頑張る。
そんな風にして、色々が良くなっていけばいい。 arlequin