今年も半分がとうに過ぎ、さらにその数分の一が過ぎたと思うと、不思議な気分になる。あっという間に時は刻まれていって、嫌でもあらゆる衰えを感じることもあれば、あるいは小さなところで成長を感じたりもする。
そういえば去年の今頃は、どうしていただろう。いろんなことに頭を悩ませて、あの頃はあの頃で複雑な日々を送っていたのかと思う。もしくは限りなく単純とも言えるかもしれないけれど。
何も変わっていないように思えて、随分と変わったようにも思える。少しは新しい知識も増えてきたし、少しは新しい感覚も持つことが出来ている。
今年もあと五ヶ月やそこら。年末になると仕事に追われて、記憶は無くなっていくから、実質感覚でいくと今年もあと三ヶ月くらいとも言える。その間に、いろいろとまた今年しか出来ない何かが、出来れば良いと思う。
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モノが良ければ、そのモノは果たして売れるのか。品揃えが素晴らしければ、果たしてその店は繁盛するのか。そして、人が買い物に介在する意味とは果たして何なのか。そんなことを常に考えながら、歩いている毎日。理想はもちろん、モノも良い、店も良い、そして人も良い、だと僕は信じているけれど、それはいわば現代のビジネスの観点から行くと、少し逸れているのかもしれない。
中でも人の観点が最も難しい論点なのかもしれない。良い人とは何か。そしてそれを評価する基準と、評価する側のモラルや権利とは何か。
僕は互いに敬意を抱きながら買い物をするのが素晴らしいと思うけれど、世間ではそうじゃないケースのほうが多い。売り手は売り手で誇りを持つのは分かるし、買い手は買い手で優越感や権利を主張するのも分かる。けれど、そこを強く意識しすぎて、相手を忘れてしまうのはいかがなものか、と思う。
どうして人はいつもなんにでも優劣や上下を作ろうとしてしまうのか、そしてそれを求めてしまうのか。そんなことを考えている僕も、時にそういう見方をしてしまうこともあるけれど。
優劣とか上下とか、あるいは損得とか抜きにして、互いに上手く笑えればいいのにね、と思う。ま、当たり前のことではあるけれど。
それはともかく。

素敵なマグがまた、仲間入り。どうしてこれまで買っていなかったのか。今日ふと目に入り、実はコレ素晴らしくカワイイでないの、ということで。ボルドーでもないし、ピンクでもないし、かといって赤とも違う。ラズベリーとかカシスとかそういう系統の雰囲気の色味。
エッジの部分なんかは、素地の色が少し見えていてアイボリー的。その風合いも素敵だし、そもそものラズベリー色の部分の塗り感と透明感が何より美しい。
マグの形も好きな形で、本当に少しずつ口に向かってすぼまっているのだけれど、口自体は狭くなってない。大きさもそこそこ大きくて、でも重たくなくて。持ち手もしっかりグリップできるサイズ。美しい。
それでいて、意外にお手ごろなのが素敵。まぁでも、無地のマグにしてはアレなのかなぁ。ただ、価格以上の佇まいなので良しということで。
カラーは他に、イエロー、ブルー、ごく薄いブルー、グリーンがあって。イエローも素敵だし、ブルーもインディゴっぽくて雰囲気あるし、薄いブルーはすごく爽やかだし、グリーンはどことなく石のような空気もあって、どの色も良い。個人的には、あとグリーンとイエローを買い足すのもアリかな、と。
あ、ロイヤルコペンハーゲンです、フツーに。気になる方は、北欧雑貨やキッチン用品店へ是非。コペンハーゲンは地味にマグとか上手いですよねぇ。北欧でのデザインマグとかになると、どうしてもイッタラとかアラビア、あるいはグスタフスベリとかが人気になってしまうけれど、コペのマグも負けてないですよねぇ。
って、そんなこと今更認識するまでもないけれど。
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もうすぐ夏休みがやってくるのですけれど、どうしようか思案中。国内でどこかにフラッとするか、あるいは韓国に行くか。もしくは、山に登るか。んー…………。どれも良いなぁ。とりあえず、それぞれを視野にいれて動き出さねば。ていうか、韓国だとそろそろヤバイんじゃないか、スケジュール的に。 arlequin