「トマトのスープが飲みたい、ポタージュ系じゃなくていわゆるスープ」という要望がなぜか飛び出たので、「じゃあ、今日はトマトスープにしましょうか」とムニャムニャ作る。




 桃太朗トマトが安くなってたので(つっても高いが)、それを使ったりする。そのまんまで食べてこんなに甘いトマトをスープにするってどうなのか、と思いつつもコトコトする。




 さっぱりとしながらも、トマトの風合いとコクがしっかりと出た美味しいスープが出来た。まぁ、あれだ。どうやったら美味しいのかなどという方法論は知らないけれど、勝手なイメージで「こうやったほうが、なんか良さそう」とかのテンションでやっても、毎度なんとかなるもんだ。




 よく考えたら、トマトって偉いよなぁ。ベースさえ作ってしまえば、すぐパスタソースにも出来るし、ミネストローネに変えても良いし、あるいはラタトゥイユにしてしまっても良いし、ともすればリゾットにしたって構わない。




 んー、トマトは偉大だ。




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 常に「なんか面白いモンないかなぁ」とキョロキョロしながら街なり店なりは歩くわけですが、そうしているとやっぱり良いこともあるもんです。




マリメッコ


 赤やピンクやオレンジ。そんな綺麗な色味をうまく使っている生地。よく見ると、ところどころ色がドットっぽくなっていたり、すごくヨーロッパ的な感覚の生地。ボコッと箱の中に折りたたんで入っていたので「これ、ハギレで売ってるのかなぁ。それとも、なんか作ってもらう用なのかなぁ」とか見ていたら、ハギレ売り。




 たっくさん突っ込まれていたなかに、コレがいて。なんとまぁ綺麗な生地でしょう、と。しかも風合いもとてもよろしい。こんな素敵な生地を作る生地屋は素晴らしいですね、と思ったらマリメッコ。……あぁ、そうねと納得。




 正直そんなに大きなサイズのハギレじゃない(110×80くらいじゃないかなぁ)ので、何に使おうか悩みどころ。簡単な鞄(というか、手提げみたいなもんか)を作るべきだと声が聴こえますが、それは可能な限りシカトして。どうしようかなぁ。




 大きい何かを一つと、あとは小物か。そういえば、新書カバーを頼まれていたから、この生地で作ろうか。裏地はスレキでいいかなぁ……。ちょっと派手だけれど、前のアーツの生地との同型対比ってのも面白いだろうし。




 でも、ハギレとはいえ高いなぁ。マリメッコだからか。生地の仕入れ価格と、手間を考えると、なんにせよぶっちゃけ買っちゃったほうがコストパフォーマンスが良い気もする。ま、コストうんぬんじゃ語れない楽しさや良さがあるのだけれど。




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 HINTMINTの小さいサイズのミントにもの凄いハマっているのです。これまでのどの清涼系よりも好き。単純に味の面でも、あとはパッケージの面でも。しばらくこの系統は、これで決まり。




 クラムボンが好きな理由が少しずつ見えてくる。声や音作りも勿論なんだけれど、幾つか要因がある。




 リズムがジャズっぽいというか、歯切れが良い。ギターで合わせるとそれが心地良い。




 コード進行が僕の一等好きな進行パターンが多い。




 言葉が綺麗。     arlequin