友人と下らない悩みを電話で話していると、どことなくセンチメンタルになる。自分の弱さだったり、愚かさだったり、あるいは未熟さだったりが見えて、少しずつ憂鬱な気分になったりもする。




 こうしてクヨクヨしていることが先に何の効果ももたらさず、どちらかといえばむしろデメリットしかないのはわかっているんだけれど、やはりそこは人間なので、いくら強がってみたところでクヨクヨしたくなる時だって、ある。




 僕は嘘をついている。自分に対しても、周りに対しても。その嘘は良い意味では虚構の産物を生み出し、悪い意味では儚い心をもたらす。




 ただ怖いだけ、臆病なだけ。そうかもしれない。どちらにしても、僕はもう少し、涙を流す必要があるのかもしれない。




 笑うのは素晴らしいことだけれど、時には自分の制限を外して、泣いてみるべきかもしれない。




 涙で滲んだその先に見えるものが、きっとあるのだと信じながら。




 きっと明日には、その涙が強さの糧になり、笑うことが出来ると信じながら。




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 いい加減、仕事場において「いや、そこには美味しいパン屋が」とか「ええ、そこには面白いパン屋が」とか「そう、そこには魅力的なパン屋が」と言っていると、呆れられる。まぁ確かに、そんなに熱く語る話でもないけれど、そういうどうでもいい話こそ、僕は好きなのだけれどなぁ。




パントリー


 ヒルサイドパントリーのパンは、結局美味しい。いろんなところのパンを食べてみても、毎度思うこと。すごくしっかりと、パンなんですよね。なんだろう、よく分からないけれど「懐かしく美味しいパン」というか、小さい頃に「美味しいパンってこんなんじゃないかなぁ」とか思っていたのが、現実になっている形というか。




 要するにそれは、日常のパンであり、ご馳走ではないんだけれど笑顔がついこぼれるパンということ。「ふふ、美味しい」というような。「うわー、すごいー、これ、美味しいー」というような感動的な何かではなく、「とっても、美味しいよね」と話したくなる感じ。




 こういうパン屋が近くに欲しいなぁ。無理のないパン屋。




 んー、サンドイッチを作って、どこかに行きたい。




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 眠い。どんなことを考えても、眠いもんは眠い。このまんまずっと眠るのも悪くないよなぁ、とか思ったりもする。ずっとずっと、ずっとずっと。それにしても眠いなぁ。夢は良い夢を見れたら、良い。     arlequin